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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷
「てめぇ!!!!!!
俺がユウに胸倉を捕まれ今にも殴られる瞬間だった」
やめてっやめてユウ…
大丈夫だから
それより速くここから帰りたい…帰りたいの…
「ユウにしがみつき嘘泣きを始めた女
それを見てこの世で1番大切なモノみたいな目で
愛しそうに見つめるユウ
笑いが止まらねぇよお前ら最っ高の茶番だよ!!!!!
ユウは俺を乱暴に離し女を大事そうに抱き抱え歩きだした
女はユウに気付かれないように振り向き
あっかんべーをした
だんだん遠くなるふたりを哀れんで見ていると
さっきまで女の肩を抱いていた
先輩らしき男が話しかけてきた」
お前もあいつの彼氏?
「違う。あんたもあいつの彼氏?」
違う。オレはあいつの暇つぶし
あいつはオレの暇つぶし。
「可哀相な人達だな」
…あいつもいろいろ背負ってんだよ。
そう熱くなんなって
好意がねぇんならあの女には関わらないほうが
正解だぜ?わかるだろ?あいつには何故か
敵わないって
「俺は男をシカトして歩き始めた。
基地害基地害基地害!!!!!!!!!!どいつもこいつも
歪んでやがる
その時俺は、信じられない光景をみた
藍?……………藍っ!!!!!」