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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷
「次の日、学校中を騒がせる事件が起きた。
学校中にあるチラシがびっしりと張られていた
そこには笑顔の藍の写真が大きくのってあり
体はどっかの風俗写真からとってきたのか
合成して藍の笑顔とくっついていた
そしてわざとらしく藍の目元は
モザイクでぼかされていて…
たくさんの卑猥な言葉
ありもしない事実
嘘
電話番号
メールアドレス
教室に入ってきた藍をいやらしい目で見る男子達
軽蔑の目で見る女子達
藍はそのチラシを見て立ち尽くした。
クラス中の視線が藍に集まる。
鳴りやまない藍の携帯
そこにユウがやってきて藍の前に立った。
藍はこれからユウが発する言葉に期待を持ち
自分を助けてくれると思ったのか
潤んだ瞳でユウを見上げた
だけどユウの発した言葉は藍を
上がれないくらいのどん底まで突き落とした」
『この売春婦が。死ね。別れて正解だったわ』