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夜は、毎晩やってくる。
第6章 三者面談

「やっ……あ、んっ……ふあっ……せ、先生の指ぃっ……ああんっ……くちゅって……」

「あんまり大きな声を立てるな。廊下には人がいるんだ」

「でもっ……んんっ……こんなの……気持ち良い……甘い声、自然と出ちゃうんだもん……」

「やれやれ」

 どうしても喘ぎを抑えられない私の口に、先生がすっぽりと唇を被せて覆ってくれる。

 じゅぷじゅぷとたっぷり唾液を絡めて這い込んで来る大人の舌。

 んっ……はあっ……ああんっ……キス……しちゃった……先生とキスしてるよお……私……。あんっ、お口、とろけるぅ……とろけちゃう……。

 瞳がうるうるに潤んでしまって、せっかくの至近距離なのに、先生の顔がボヤける。その伏せた長い睫毛、こんなに近くで見るチャンスなんてないのに。

 代わりに、私は自分でなんども瞬きをして、先生の瞼をくすぐる。
 その下では唇と唇が、鼻の頭と頭が、くすぐり合っこ。

 やんっ……ああんっ……。
 お顔とお顔でセックスしてるみたい。私、感じてる。凄く、感じる。

 そして口づけを交わしたまま、いつの間にか私はパンツを脱がされていた。
 布地越しに触られていたのが、気づけば直接に。
 私の大事な所に、ちゅくりと水音を立てて侵入してくる先生の指。男の人にしては細くて長い綺麗な手をしているけれど、それはやっぱり女のとは違って、いつも代用として使っている私の指より全然力強い。
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