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夜は、毎晩やってくる。
第6章 三者面談

 でも、先生は優しいから、何も言わずに私を貫き続けてくれた。
 本当に、奥の奥まで。
 何度も何度も、ひとつになってくれた。

 でも、やがて私たちはふたつに別れなくてはならない。
 時間には限りがある。

 ……だから。

「くっ……下さいっ……! 先生の……あ、あああっ……中に、中に残して……先生の、あっ……う、ううっ……ひとつになった証を……私の中に……残して……ああああっ……残してえっ!」

 もう、声が廊下に聞こえてしまうかもとか、そんな事すら考えられなくなっていた。

 私は胸をぎゅうっと先生に押し付けて、両腕で彼の頭をかき抱いて、そう懇願していた。

 欲しいもの! だって、欲しいんだもの!
 きゅうううんっと下腹の奥に痺れが走る。突かれている所がプルプル震えだす。出して。お願い。そうしたら受け止めるから! 一滴残さず、お腹の中に呑み干すから! あ、ああっ……もう、駄目……

「……出して! お願い!」

「ああ、出してやる、真琴!」

「んはあああっ……ああっ、あああああああっ……ああっ、ああはああああああっ!」
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