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夜は、毎晩やってくる。
第1章 プレイ・フォー・ペイ

「美緒っ……! 渡辺っ! 挿ってるぞ! 俺、今、お前の中に……ううっ……あったけえっ!」

「ううう、感じてるよっ……大きいの……挿って来てるぅ……ぅ、うぅっ……い、痛い……でも、やめないで……」

「ガマンしろな! もっと……もっと奥まで行けるから……」

「うんっ……奥まで……美緒の奥まで……来てえっ……」

 ずぶずぶと、沈んで行く。
 うっすらと開いたあたしの眼が、あたしに呑み込まれる鈴木山くんのオチンチンを映す。

 ああ……ああ、本当に、あたし、繋がってる。
 男の子とひとつになってる。

 いやらしい……腰と腰がくっついてく……キスみたい……エッチな所とエッチな所がキスしてるんだ……。

 恥ずかしくて、痛くて、気持ち良くて、狂おしくて……切なさという箱をひっくり返したら、きっとこんな色々がごちゃ混ぜで床に散らばるんだ。

 あたしを割り裂く肉の挿入。
 心地良い被支配感。

 これが、男の人のものにれちゃうってこと……。
 これが、女になるっていうこと……。

 幸せ。
 快感。
 エッチ。
 セックス。
 大人……。

 大人の……女……。

 もう、処女じゃない、あたし……。

 もう戻れない。
 引き返せない、欲望の階段。

 色々な言葉が頭の中を駆け巡る。

 それはめくるめくような発情の興奮に彩られて。

「あ、あっ……いいよっ……気持ちよくなって来たっ……アッ!」

「動かすぞ、美緒……」

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