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夜は、毎晩やってくる。
第2章 えすかれ
できるだけスカートをはだけさせないように……しかし、ピッタリと体にフィットするタイプ。それには無理がある。スカートの下でずり降ろせば、その分少しだけスカートがせり上がる。
(やだ……ぁ)
多分もう、太腿の付け根あたりからの盛り上がりは目に見えてしまっているだろう。それでもまだショーツは半分ぐらいまでしか降ろせていない。
稜也が楽しそうに声をかける。
「ぐすぐすしてるとタイムアップしちゃうよ……」
「だって……、だって……」
顰めた声で雛子。
だって、こんなの……あり得ない。
「……デート、やめて帰る?」
ああああんっ! ……もうっ!
雛子は目をぎゅっとつむると、スカートを掴み、ショーツのトップラインまで引き上げた。
稜也がガードしてくれていなかったら、下の人には丸見えのはずだ。
そう考えると怖くて振り返ることができないが、こうなったらもうスピード命だ。そのまま一気にショーツに指をひっかけてずり降ろす。
膝のあたりまでずり降ろして、急いでスカートを引っ張り降ろして隠すつもりだった。
しかし、稜也はそれを許してくれなかった。