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夜は、毎晩やってくる。
第2章 えすかれ
恥ずかしさを快感に変える稜也の調教。
自分は……自分の肉体はそう躾けられてしまっている。
「雛子が頑張ったから、次は俺が上に着くまでに頑張らないとね」
稜也がそう言って、いっそう指の出し入れを激しくし始めた。
ズポッ……ぶしゅっ……ずちゅっ……にちゅにちゅ……
「あああああっ! ああ、あああっ!」
痙攣する。してしまう。
股がわななく。それは、胎内の中心、子宮が震えているからだ。
そしてとめどなく溢れる感激の滝の流れに逆らうように、雛子の心は飛沫の中をエスカレーションしてゆく。
「ぐっ……ンッ……あ、ぁあっ……アア~ッ!」
イクッ! イ……クッ……ッ!
絶頂が背筋を揺する。
立ったままがくがくと震える体。わななく股間。
その時、目の前が突然開け、エスカレーターもまた終点に到達したことを知った。
「大丈夫? 降りられる?」
稜也が身を屈めてショーツを拾い、雛子の腰を優しく抱いてエスコートしてくれる。
「はあっ……はあっ……ぁぁ……」
まだ息も荒いままの雛子を、通行人の邪魔にならない脇へと連れて、稜也が抱きしめる。