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夜は、毎晩やってくる。
第3章 姉に捧げる、愛の……

「まだ駄目よ。我慢するの」

 できないよ、姉さんっ。

「いいえ、できるわ」

 ああっ……そんなに……そんなに舌を使ったら……!

「できるはずよ。あなたにはわかっている。だって私はいつも一緒でしょう? こうやって」

「ンッ……ぅ、あぁ……姉さん……姉さんを感じる……姉さんの口……冷たいよ……こんなに冷たいなんて……」

「そうよ。私は冷たい所にいるの。だから貴方が温めてくれないと凍えてしまうわ」

 でも、温められているのは僕のほうだ。
 熱されて、滾りが膨れ上がり……僕の中で爆発してしまいそうだ。

 姉さん……!

「駄目よ、まだ……堪えて……私を愛しているのなら、まだ駄目……」

 添えられた手が上下する動きを徐々に早め、僕を昇らせる。
 どんどん、どんどん……身を屈めたときのスピンのように。

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