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夜は、毎晩やってくる。
第4章 キャッシュ・レジスター

 5千円を超えた時点からの震動は、はっきり言って私をいつイカせてしまってもおかしくないくらい強烈で、甘い誘惑に満ちていた。

 切ない表情を隠すことはもうできない。

 レジの手を止めてカウンターにつき、私の脚の付け根を襲うこの激烈な細動に身を委ねてしまいたい衝動に必死で抗う。

 でも、抗おうとすればするほど、快感はよけいにくっきりと感じ取れてしまう。

 絶対……滅茶苦茶濡れてる……ショーツ、きっとグショグショになってる……

 クリ、凄いっ……もうじき1万円、超えちゃうっ……。

 そしたら……そうなったら……きっと……

 い、嫌……吉村くんが見てる……あんなに嬉しそうに……私が……あ、ああっ! こんなにも感じてるの……見て……よ、喜んでる……

 それに彼……ズボンの前が膨らんで……

 感じているのね。
 吉村くんも……私のこんな恥ずかしい姿で……アレを……大きくしてくれているのね。

 彼の若く逞しいアノ部分を。

 くっ……

 そんな事が思わず頭をよぎり、いっそう淫らな気持ちになってしまった。

「ううっ……あ、あたし……ア、アアッ……」

 た、耐えないと……こらえるの……体から溢れ出そうなこの熱い劣情を押さえつけるの! で、でないとキリコちゃんが……
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