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夜は、毎晩やってくる。
第4章 キャッシュ・レジスター
震動によって痺れていた性の器官。それがいまや、震動と痺れの区別がつかないほどの一体化した激悦となる。震えているのがローターなのか、私のクリなのか、クリの震動にローターがつられているのか、わからない、わからない、わからない。
胸に、陰核にとりつけられたこの玩具が私を苛むのか、それとも悦び悶える私の肉の部分が機械を苛んでいるのか……ああ、わからない!
それほどに私は快楽と一体で、体を突き抜ける恥ずかしい悦びは攻撃的だった。
駄目……イッてしまう……絶頂……吉村君の見ている前で……アノときの顔を見せてしまう……! 駄目なのにっ……!
駄目……駄目よっ……駄目……あとは金額を言うだけ……一万……にひゃく、さん
「……え……ンアアアアアッ! はあっ! 駄目えええええっ! イクッ……イクッ! 私もっ……イッちゃうううっ……年下の男の子にイカされちゃうっ……いやああっ……は、恥ずかしいっ……駄目っ……見ないで……見ないでえぇぇぇっ! アアーッ!」
意志とは関係なく思い切り体が仰け反り、倒れないように必死にカウンターの縁を掴む。股間から込み上げるものがわたしの腰をブルブル痙攣させて、そのあまりの激しさが脚をふらつかせる。
「紗美菜さんっ……」
倒れそうになった所を、吉村くんが抱き止めてくれ……そして、私は彼の腕の中で……イッてしまった。うっとりとするような恍惚感がじんわりと全身を満たしてくれる。
「ああ……私……駄目……こんなこと……こんなこと、駄目だったのに……」
「俺は嬉しいよ……紗美菜さんの可愛い所、ずっと見たかったんだ。それに……」