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秘密の二段ベッド
第6章 二人の夜
「あやね、僕……約束守るからね」
お兄ちゃんが耳元でそう囁いた。

なんのことかなんて、もう今さら聞かなくても解る。
わたしは何度もお兄ちゃんの胸の中で頷いた。


それから、二人でうとうとしかけているとドロッとしたものが中から流れ出て、慌てて体を起こした。
お兄ちゃんが素早くティッシュを取って、わたしのアソコにあてがってくれる。

お兄ちゃんとわたしの、やらしいヌルヌルの液体が流れ出てくるのをお兄ちゃんが丁寧にふいてくれる。
恥ずかしかったけど、わたしもお兄ちゃんのをふいてあげて、いつものようにコンビニ袋に丸めたティッシュを放り込んだ。
目を合わせるとなんだかおかしくて、二人でけらけらと笑ってしまった。

また抱き合って寝転ぶ。
お兄ちゃんの腕枕。
ぎゅっと抱き寄せられたまま、ぴったり体をくっつけあったまま。

ふと、こんなえっちなこと、師匠になんて報告したらいいんだろうと思った。

……まぁ多分師匠の事だから、キャーキャー言った後「体験談のコーナーに投稿しなよ!」とか言うんだろうけど。

わたしは小さく笑ってお兄ちゃんの胸に顔をうずめると、世界一幸せな眠りに落ちていった。
大好きなお兄ちゃんと一緒に。

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