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秘密の二段ベッド
第2章 師匠大活躍
「なに師匠って~! えろ師匠? わたしえろ師匠?」
「えっわたし師匠なんて言った?」
無意識だった……。
「言った言った。あはは! あやねちゃんて天然だよね!」
と言われてそうかな? となるけど藤崎さんは笑いながら「あっじゃあ、えろ師匠はこっちだから、またね!」と言って手を振って行ってしまった。

えろ師匠……。藤崎さんの背中を見送りながら、なんだかわたしも笑えてきてフフフ、と声が漏れる。
なんだかすっきりした!
わたしはまだそんなに離れていない藤崎さんに、「師匠ありがと~!」と叫んだ。
藤崎さんはまた爆笑してぶんぶん手を振り返してくれた。


家に帰ると宿題をした。今日も授業でぼーっとしちゃったから、復習復習。
お母さんはパートでまだ帰ってなくて、置いて行ってくれたおやつを目標に小一時間頑張った。

集中してたからか、誰かが帰ってきたことに気付かなかった。うちの玄関にはベルがついていて、開け閉めするとリリーンと涼しげな音がするのだけど。

その時わたしは苦手な数学をやっていて、教科書とにらめっこしていた。
「うーーーーーーーーーん……」
「あやね」
「きゃあああっ!」

急に後ろから声がかかって飛び跳ねた。
振り返るとお兄ちゃんが部屋の入り口からこっちを見ていて、お兄ちゃんもびっくり顔をしている。
「お、おおおおお兄ちゃん」
「うん……ごめん、びっくりした?」

お兄ちゃんは謝りながらも笑いをこらえていて、肩が震えている。
「ぶっ……ははは、あやねびっくりしすぎ、ぶははっ」
「な……だって、急に声かけるから」
「だってドア空いてたしなんか呻ってたから……あははっだめだツボった」
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