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秘密の二段ベッド
第2章 師匠大活躍
その後師匠とはよく一緒に帰ったり放課後遊んだりで仲良くなった。
夏休みには何回かお互いの家に泊まったりした。
何度目かに家に泊まりに来た時、アレが起った。
アレがなかったら、お兄ちゃんとわたしの関係もちょっと違ったかもしれない。
とにかくなにかのきっかけになったのは確かだと思う。

ご飯とお風呂を済ませて部屋でぺちゃくちゃおしゃべりして、そろそろ寝ようと二人でベッドに上った。
下の段だったら隣に布団を敷いて寝るところだけど、師匠が一人っ子で二段ベッドを珍しがったのもあって、ちょっと狭いけど毎回二人で上の段で眠った。
お兄ちゃんはもう寝てるみたいで、小さく寝息が聞こえていた。

一枚のタオルケットにくるまってウトウトしていると、隣でもそもそ動く気配があって、師匠がこっちを向いたのが解った。
「あやねちゃん、寝た?」
師匠のコソコソ声が耳をくすぐる。わたしは眠くて、「ん~」と返事にならない声を返した。
師匠はしばらく黙っていたけど、あやねちゃん……という呟きとともにあったかい手がわたしのお腹に載ったのを感じた。

話があるとかじゃないのかな、と思いながら反応を返さなかった。あったかい手がお腹を撫でるのが気持ち良くて、すぅっとそのまま眠ってしまう……と思ったら、師匠の手がむにゅうっと胸を掴んだ。

あっ……と思ったけれどわたしはなぜか目を開けずじっとしていた。
「あやねちゃんおっぱいおっきいの羨ましい……」
ヒソヒソと、独り言を言いながら師匠の手が胸を撫でる。
眠るときはノーブラだったから、たちまち乳首が硬くなってしまうのが解った。
恥ずかしくて、余計目が開けられない。

だけど師匠の細い指が乳首を擦った時、「んっ……」と声が出て体が震えてしまって、薄目を開けると師匠と目が合ってしまった。

月明かりで薄明るい中で、師匠はわたしと目が合うと笑った。
「起こした?」
「……そりゃ起きるよぉ……」こんなことされたら。
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