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秘密の二段ベッド
第5章 お兄ちゃんの決意
「それ……」
お兄ちゃんが何か言いかけるけど、わたしは恥ずかしくて
「もうっ、こんなの着れないよ! 師匠ったらふざけ過ぎだよねっ」
と言って箪笥に紙袋ごと放り込んだ。

師匠がお兄ちゃんによかったら見てあげて、とか言ってたのを思い出す。
そんなの、そんなの恥ずかしすぎる!
お兄ちゃんの方を見られないでいると、下で玄関の開く音がしてほっとする。
「ただいま~」
と声がして、わたしは「おかえり!」と言いながら立ち上がり、逃げるように部屋を出た。


ご飯の時間までわたしは下にいて、お母さんのそばを離れなかった。
お兄ちゃんの顔を見るのが恥ずかしくて。
なんでだろう。普段あんなえっちな事をしてるのに。
上下で名前を呼びながらオナニーする方がよっぽどだと思うのに。
あんなヒラヒラしたのを着ている私と、それを見るお兄ちゃんを想像したら汗をかくほど体が熱くなって、いてもたってもいられなかった。

お兄ちゃんはずっと部屋にいたみたいで、ご飯まで下りてこなかった。

七時を回ってお父さんが帰ってきて、四人で食卓に着く。
向かいに座ったお兄ちゃんは普段通りに見えるけど、わたしと目が合いそうになるとぱっと顔を背けた。
わたしはますます恥ずかしくなるけれど、お兄ちゃんもそうなんだと思うとちょっとほっとした。

食後に師匠のチョコを皆で食べた。
甘すぎるチョコは皆で譲り合って、お父さんはお酒の入ったのが気に入ったみたいだった。
食べきれなかった分はおやつ用ってことで部屋に持って帰った。


その夜から、なんとなくしづらくなって、お兄ちゃんと一緒にオナニーをしなくなった。
している気配は感じるのだけど、前みたいに聞かせるように声をあげたりできなくなって、お兄ちゃんもそれは同じみたいだった。
最初の頃みたいに、わたしたちは静かに上下でオナニーをした。
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