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秘密の二段ベッド
第6章 二人の夜
ベッドの上でお兄ちゃんを待った。わたしのじゃなくて、お兄ちゃんのベッドの上で。
お風呂から上がったお兄ちゃんは疲れた様子ですぐに横になって、わたしが上がってくる頃にはすっかり寝入っていた。
起こすのも気が引けて、電気を消してわたしも横になったけど眠れず……。

どうしようどうしようと思ってるうちお兄ちゃんが起きだして、部屋を出ているうちに着替えて下の段に移動した。
我ながらこんな時だけすごい行動力。でも勢いに任せないとできなかったと思う。
ドキドキしてお兄ちゃんを待つ。
どんな顔するだろう。びっくりするかな。するよね。

でも聞いてもらうんだ。
もうわたしは決めてるんだから。
ムズムズと体が疼いた。
Tバックが少し食い込んでアソコを刺激してる。
お兄ちゃんのベッドに付いちゃうかも、と思うけど、今からすることを思えばこれくらい、と思い直す。
今から……。どうなるだろう。受け入れてもらえなければ終わりだけれど。

トントンと階段を上る音がして背筋が伸びる。
ドッドッと激しく胸が鳴る。
ガチャリとドアが開いて。
わたしを見つけたお兄ちゃんはものすごくビックリした顔をした。
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