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動物王国
第2章 秘密の楽しみ
直子には見てみたいモノがあった。

それは、自分が逝く姿。

「…見てみたい…」

自分の逝き顔はどんな感じか。

どんな格好で逝っているのか。

直子は我を忘れる程のセックスに出逢った経験がない。

直子はセックスでは何処か冷めていて演技も入る。

多分、セックスよりオナニーの方が本当の自分の逝き姿が出るだろう。

オナニーの最中は全神経をアクメを得る事に集中するから格好なんて気にする余裕なんて無かった。

「直子の逝き顔、可愛いな」

以前、付き合っていた男に言われた。

『…そんなの判るわけないじゃない…』

心で思いながら恥ずかしがるフリをして礼を言った事を最近思い出した。

直子は洋服がかけてあるパイプハンガーを移動させると俯瞰でベッド全体が写る様に自撮り棒を取り付けスマホをセットする。

「…うん…これでいいわ…」

スマホを動画撮影モードにして写りを確認すると淫汁対策用の厚手のバスタオルを敷いたベッドに仰向けに寝る。

「…自分のオナニー動画を撮るなんて…直子って変態…」

呟きながら目を閉じた直子はフ~と息を吐くと、おもむろに両手に持った電池ボックスのスイッチを操作する。

ブ~ンという虫の羽音の様な音を立ててローターが直子のパッドポケットの中で振動を始める。

「…んっくぅ…」

さらにスイッチを押し込むと音と共に振動が大きくなる。

「…くっ…はぁ…」

ブラジャーの中で直子の淡く薄茶色に艶付いた小さな乳首がムクムクと起き上がる。

「…あぁぁ…気持ちいぃ…乳首…勃…勃っちゃう…」

ブラジャーの中で直子の乳首が硬く勃起する。

「…クリ…クリ○リスも…クリ○リスも…して…」

直子は電池ボックスを手放すと股間にセットしたローターのリモコンに持ち替えてスイッチを入れる。

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