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動物王国
第5章 小さな秘密
電車オナニー。

それも通勤電車でのオナニー。

仕事に向かう不機嫌そうな臭いオヤジ達に囲まれオナニーをする。

想像しただけで直子は興奮して眩暈を覚えた。

「…でも…ダメッ…直子…神聖な職場に向かう電車の中でオナニーなんて…しちゃダメよ…」

でも、したい。

不特定多数が利用する公共機関でのオナニー。

まさか、そんなところで自慰している女がいるなんて誰も想像しない場所。

コンビニよりも狭く隔離された空間で見ず知らずの人間に囲まれ密かに逝く快感。

「…したい…電車の中でオナニー…きっと素敵…きっと素敵なオナニーになる…あぁぁ…知らない人たちの前で逝きたい…オナニーしたい…でも…でも…通勤電車は…ダメ…」

しかし、快楽を追及する直子の変態脳は知恵を働かせる。

「…あっ!…そうか…通勤電車じゃなきゃいいんだ!…」

最初の電車オナニーは有給休暇を使って平日昼間に行った。

ラッシュ時とは違い疎らな乗客の車内でドキドキしながら直子は股間に装着したリモコンローターのスイッチを入れる。

『…んっ…逝くっ…』

昼間の人前オナニーはコンビニとは違う快感があったが直子の変態欲は満たされなかった。

「…ん~…何か違うなぁ…」

その後も何度か試したが何かが足りない。

直子の変態欲を満たす何か…。

「…やっぱり…通勤電車よ…通勤電車じゃなきゃダメね…」

直子は決心する。

「…通勤電車でオナニー…やってみよう…臭いオヤジ達に囲まれてオナニー…」

直子の股間が熱くなる。

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