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動物王国
第6章 出会い
「…お姉さんは…何回逝っても満足できない自分に苦しんでる…」

「…ど…どうして判るの?…」

「…判るの…逝った後のお姉さんの顔を見てると…満足できてないコト…理沙には判るの…電車オナニーも最初の頃と比べて逝きにくくなってるでしょ…たまに逝けない時もあるよね?…」

理沙に図星を言い当てられ直子はドキッとした。

確かに理沙の言う通りだ。

通勤電車オナニーは乗車駅から降車駅に着くまでの時間との闘いである。

最初はローターのスイッチを入れた途端お○んこから蜜が溢れ出しすぐに逝く事ができたが、最近はかなり妄想を膨らませないと逝けなくなってきた。

理沙の指摘通り時間切れで逝けない時もある。

「…逝けなかった時のお姉さん…物凄く寂しそうで見ている理沙まで切なくなっちゃう…」

理沙が直子の手をギュッと握る。

『…あぁぁ…暖かい…暖かい手…心が癒される様な暖かい理沙の手…』

直子の心が急速に素直になっていく。

「…理沙がお姉さんを助けてあげる…お姉さんは理沙の言う通りにするの…安心して…理沙の言う通りにするとお姉さんは幸せになれるの…お姉さんは理沙の言う通りにするのよ…」

直子の思考が停止していく。

『…あぁぁ…理沙は直子を助けてくれる…理沙の言う通りにすると…直子は幸せになれる…あぁぁ…そんな気がする…』

直子の目から涙が零れる。

「…泣かないで…お姉さん…」

理沙はポケットからレースのハンカチを取り出し直子の涙を拭う。

「…会社に電話して…今日は体調不良で休みますって…会社に電話して…」

「…ええ…そうね…判ったわ…」

直子は理沙の言う通りに鞄からスマホを取り出すと会社に電話する。

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