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第1章 直子

近藤直子(こんどうなおこ) 24歳。

従業員30名程の中小企業の総務課で事務をやっている。

事務と言えば聞こえは良いが実のところ雑用係だ。

身長154cm、体型はスレンダー、80cmBカップの微乳で、どちらかと言えば幼児体型。

小さいが形の良い乳房の先端にある淡く薄茶色に艶付いた小さめの乳輪や乳首と相俟って、まだ小陰唇が食み出していない、薄く柔らかい陰毛に覆われた股間の割れ目が淫猥ロリ臭を醸し出す。

幼さが残る顔立ちに生まれつきの茶髪サラサラロングヘアーも相俟って、よく高校生に間違われる。

大人しく控え目で従順な性格なので急な残業や休日出勤を断れず直子一人貧乏クジを引かされる事も屡々である。

そんな容姿も性格も子供っぽい直子とセックスを結び付ける社員は殆どいない。

まさか、昼休みに会社のトイレで妄想オナニーをしているなんて誰も想像すらしないだろう。

社内での自慰行為は直子の彼氏である拓哉でさえ知らない直子の密かな楽しみだ。

拓哉は、直子の会社の営業部に所属している。

会社の飲み会で、たまたま横に座った拓哉の押しの強さに断りきれずお持ち帰りされ一夜を過ごした。

その日から、秘密の社内恋愛が始まった。

直子にとって初めての社内恋愛は新鮮でドキドキした。

みんなの前では拓哉の事を苗字で呼び、二人きりの時は『たっくん』と呼ぶ。

そのギャップも始めの頃は楽しめた。

が、最近、拓哉といても楽しくない。

それどころか、拓哉の一挙一動に直子はイライラする事が増えた。

精子が溜まったコンドームを素のままゴミ箱に棄てる事も、トイレで用を足した後に便座を上げたままにする事も、直子が作った食事の感想を言わない事も、セックスが終わったらさっさと帰る事も、全てがイライラする。