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Birthday’s
第2章 10月ー沙織の誕生日ー
「そう。あなたが後悔しないなら別にいいの。あんな楽しそうな祥悟を見たのは久しぶりだから。きっと祥悟は幸せなんだと思う。」
「あ、あの、ずっと気になっていたんですが、ひとつ、お伺いしてもいいですか?」
「何?」
「祥悟さんから、その、ご両親が私を気に入ってくださってると、聞きまして。その、理由というか、私、本当に祥悟さんとは吊り合わないって、思ってるので。
お嫁さんに迎えるなら、もっと、いいお家のお嬢さんとか、美人とか、そんな人の方が良かったんじゃないかって、思って…」
「だから、祥悟が選んだコに私たちは口出したりしないわ。私と合わないと思ったら付き合いは控えるでしょうけどね。沙織ちゃんは常識があるし、ちゃんと祥悟の事を見て、想ってくれていそうだと思ったから、こんなコがお嫁さんに来てくれたら楽しいだろうなぁと思っただけよ。家格の吊り合いなんかどうでもいいの。私なんか元ホステスだもの。祥悟から聞いた?私の話。」
「あ、あの、ずっと気になっていたんですが、ひとつ、お伺いしてもいいですか?」
「何?」
「祥悟さんから、その、ご両親が私を気に入ってくださってると、聞きまして。その、理由というか、私、本当に祥悟さんとは吊り合わないって、思ってるので。
お嫁さんに迎えるなら、もっと、いいお家のお嬢さんとか、美人とか、そんな人の方が良かったんじゃないかって、思って…」
「だから、祥悟が選んだコに私たちは口出したりしないわ。私と合わないと思ったら付き合いは控えるでしょうけどね。沙織ちゃんは常識があるし、ちゃんと祥悟の事を見て、想ってくれていそうだと思ったから、こんなコがお嫁さんに来てくれたら楽しいだろうなぁと思っただけよ。家格の吊り合いなんかどうでもいいの。私なんか元ホステスだもの。祥悟から聞いた?私の話。」