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Birthday’s
第2章 10月ー沙織の誕生日ー
祥悟くんについて、二階に上がる。
案内された部屋は、広さ10畳くらいの、広めのお部屋。落ち着いたグレーのカーペットにチャコールグレーのベッドカバーがかかったセミダブルくらいのシンプルなベッド。部屋の正面は出窓になっていて、上にオーディオと本とかCDがパラパラと積んであって。
机にはPCとタブレット。その足元にぞんざいに置かれたビジネスバッグ。
壁に埋め込まれたTV。
あれ、ワードローブはどこに?と思ったら、片側の壁面全部が引き戸になっていて、そこがクローゼットらしかった。
「友達とかなら適当にベッドに座って貰うんだけど、沙織ちゃんがベッドにいると押し倒したくなっちゃうから、これに座ってもらおうかな。」
と悪戯っぽく笑って、デスクの椅子を勧めてくれる。
「祥悟くんはどこに座るの?」
「俺?ベッドでいいよ。でも、その前に…」
椅子に座った私の肩に手を置き、祥悟くんが屈んで、キスしてきた。
「ん…」
案内された部屋は、広さ10畳くらいの、広めのお部屋。落ち着いたグレーのカーペットにチャコールグレーのベッドカバーがかかったセミダブルくらいのシンプルなベッド。部屋の正面は出窓になっていて、上にオーディオと本とかCDがパラパラと積んであって。
机にはPCとタブレット。その足元にぞんざいに置かれたビジネスバッグ。
壁に埋め込まれたTV。
あれ、ワードローブはどこに?と思ったら、片側の壁面全部が引き戸になっていて、そこがクローゼットらしかった。
「友達とかなら適当にベッドに座って貰うんだけど、沙織ちゃんがベッドにいると押し倒したくなっちゃうから、これに座ってもらおうかな。」
と悪戯っぽく笑って、デスクの椅子を勧めてくれる。
「祥悟くんはどこに座るの?」
「俺?ベッドでいいよ。でも、その前に…」
椅子に座った私の肩に手を置き、祥悟くんが屈んで、キスしてきた。
「ん…」