この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Birthday’s
第3章 番外編ー由美子と誠ー
全く。恥ずかしいこと思い出しちゃった!
と首を振り、由美子は洗濯物を干し終え、リビングに戻る。

クッキーを焼くいい匂いがした。

「あら清水さん、クッキー焼いてるの?」

「えぇ。たまにはいいかと思いまして。実は、祥悟さんにお願いされたんです。沙織さんと明日お出かけになるみたいで。沙織さんに差し上げるんですって。」

恭子はサラッと嘘をつく。家人に何か内密ごとを頼まれた場合、他の家族に悟られぬようかわすのも家政婦の手腕だから。

「全く。女の子にあげるものくらい自分で用意しなさいって言うのよねぇ!」

と言いながら、ふと、あのプロポーズの時のフォーチュンクッキーは誰が焼いたのだろう?と思った。
誠さんが帰ってきたら聞いてやろう。

お昼を挟み、TVを見ていた2人。
恭子はふと、テーブルに放りっぱなしになっていた3枚のカードを見る。

「奥様?これ次はリビングのテーブルの裏とありますよ?」

「どうでもいいわよ。どうせ次のカードの在り処が書いてあるだけでしょ?」

「まぁそう仰らずに。私にも見せてくださいな?」

「清水さんも物好きねぇ」
/56ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ