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Birthday’s
第1章 4月ー祥悟の誕生日ー
「…でも、辞令って、そんな急に出るものなの?」

年度末なんてバタバタしないのかしら。ウチの会社はそういうの2、3ヶ月前からイロイロやってるけどな….

「普通はもっと早いよ。転勤伴う場合もあるしね。俺の場合は特別。部署替えでも転属でもないんだから事前告知は必要ないって緘口令敷いたみたい。事前に言うと俺がゴネるの解ってるから、外堀から埋めてくの。食えない人だよ、全く…」

「….私は祥悟くんの仕事のことはよく分からないけど、会社の人に言えない愚痴なら私が聞くよ。でもさ、私だって働いてるから思うんだけど、上司って色々いるよね。ホントに肩書きだけでこの人何してるんだろうっていう人もいるし。」

「耳がイタイ…」

「祥悟くんのことじゃないって。上司ってもちろん部下がいて、部下を引っ張っていかなきゃいけない立場なんだろうけど。
俺について来いって牽引するのももちろん上司の在り方として正解なんだろうけど、下への目配り気配りが出来て、部下に、この人の為に働こうって思わせるのも上司の手腕じゃない?
結果出して黙らせるっていうけど、結果を出すまでには時間もかかると思うし、その間に部下の心が離れちゃったら出るものも出ないよ?
それに、結果が出るまでの間 この人の 下で大丈夫かって不安に思ってる人もいると思う。
祥悟くんだって早く結果出さなきゃって焦ると思うし。
祥悟くん、いつも私の顔色だけで思ってること当てちゃうじゃない。それって私のことよく見てくれてるからだと思うんだ。もちろん会社で全員に同じことが出来るとは思わないけど、要所要所で労ってあげたり、認めてあげるだけでも人のモチベーションって変わってくると思うし。祥悟くんなら、そういう優しい部長さんになれると思うよ。
お父さんだって、祥悟くんを潰そうと思ってるわけじゃないんだし。」

「・・・・・」
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