この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人妻淫ら調教
第13章 揺れる心
 メイクも軽く済ませ、男の車に乗り込むと、男の唇で唇を塞がれた。
 彼女の中で逃れる理由も抵抗感も無くなり、むしろ名残を惜しむように男の唇と舌を絡め、吸い求めた。


「ん、んん、、んふ、、、」


 お互いの舌と唇を貪り、求める音だけが車内を満たした。


「ふふ、抵抗はしないんや。もっと、変えてやるわ。ふふふ。」


 変えるという五郎の言葉に、恐怖とホンの少しの甘い期待が彼女の中に芽生え始めていた。


「そんな、何を変えるって言うん?アンタの好きなようにしてるでしょ。これ以上なんて、考えられへんわ。」


 家の近くで車を降り、振り返らないようにしながら玲奈は家に帰って行った。
 彼女を見送って、姿が見えなくなると吾郎は車をスタートさせた。


「どれ、あの娘はこれからどう変わるかな?まっ、明日のライブに来るかどうかやな?クククッ、ライブの後が楽しみやがな明日は。」


 声に出しながら、五郎は思わずニヤりとしていた。
 五郎と別れ、自宅の玄関を開け子供達の顔を見ると、玲奈の心に激しい後悔と罪悪感が湧き渦巻いたが、顔には出さなかった。
 いつも通りの夕食と普段通りの時間が、そこには流れ彼女はこれだけは失いたくないと思っていた。


(どないしょう、けど、これだけは、守らないけん。バラされたくない。これからどないなるん?アイツさえ居らんかったら、幸せやのに、アイツのせいで!)


 彼女の中で五郎への憎しみの炎が燃え上がり、同時に彼への冷たい殺意が重く鈍く彼女の心に沈み始めていた。
 暖かい家族の時間が過ぎ去り、夫がビールをのみ始めていた。


「あの、金曜日から研修が、あるんよ。それで、日曜日まで帰られへんけど、無理かな?」


「金曜日からか、エエよ。俺も取引先と接待やからな。おふくろに子供らを預けるから、大丈夫や。行って、勉強してきなよ。」


 いつもは玲奈が泊まりがけで出掛けるのを嫌がる夫が、珍しくオッケーをしたので、引っ掛かるモノを感じたが、


「ありがとう、嬉しい。お義母さんにはおわびしなくちゃ。子供達には悪いけど、あなた、ありがとう。」


「うん、おふくろには、お土産をようさん(たくさん)あげたら大丈夫やで。ほんなら、寝るわ。おやすみ。」


 夫が二階に上がろうと立ち上がった時、玲奈は夫に抱き付き唇を求めたが唇が軽く触れただけだった。
/440ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ