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人妻淫ら調教
第13章 揺れる心
 そのまま、夫の進は二階に上がって行った。


(そんな、いつもなら、もっと、、いけん、多分あの人も疲れてんのよ。)


 普段とは違う夫の態度に少し違和感を覚えたが、自らの後ろめたさから、その考えを頭から閉め出していた。
 一人自宅の風呂に浸かり、背中がビリビリと痛みを発して、玲奈に昼間の屈辱を思い出させた。


(滲みてる、鞭とロウソク。これから、毎日なのかな?どうしよう?いややのに、期待してる私がいる、、うそっ!アイツの思い通りやない!けど、思いだしたら、アソコが変やわ。)


 思わず指先を内腿に這わせていた。
 昼間、あれだけ淫らに責められていたのに、玲奈の秘部はキュウンと締め付けられるような感覚とズキズキと疼く花芽が、玲奈の心に甘い肉の誘惑を働かせ始めていた。


(いけん、触りたいけど、いけんよ、、けど、ちょっとやったら、、)


 指先が躊躇いがちに肉の疼きの中心に触れた。


「んっ、、んん、、いっ、、」


 思わず、熱い吐息と喘ぎが溢れ、花芽を転がすように指先が動き、玲奈の脳裏に昼間の淫らな記憶が甦った。
 肉の悦びが彼女を捕らえようとした瞬間、夢を破るように、携帯の呼び出し音が鳴り響いた。


「ひゃう、、だれ、携帯?あっ、、アイツ、、とらな、、いけん、、」


 自らを慰める邪魔をされた苛立ちと、腹立たしさと驚きで玲奈は思わず声に出していた。
 風呂場の中に携帯を持ち込んだのは、五郎からの連絡を受け取るためだったが、彼女は後悔していた。


「もしもし?高野ですけど、どなた?」


 相手はわかっていたが、いつもの習慣で聞いていた。


「ふふふ、起きてたんや、良かった。お風呂かな?」


 玲奈を地獄に落とした男の声だった。


「どうして、わかるん?お風呂、入ってるわよ。」


 つっけんどんな言葉を五郎にぶつけたが、


「あたりなんや、うふふ。そんなら、オナニーなんてしてないよな?」


 五郎からの指摘に、ドキッとしたが、何気ない風に、


「オナニーって、してないわよ。まだね。どうせ、アンタの許可なしにしたら、明日の罰のネタになるだけでしょ。いややわよ!」


(してたな、まあエエわ。明日は、なんぼでもイタブッテやれるしな。)


 彼女の嘘を見破りながら素知らぬふりで、


「そうかあ、ほなら明日までオナニーは禁止やで。」
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