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人妻淫ら調教
第13章 揺れる心
 五郎の中で、腹黒い企みが新たな構想を産み始めていた。
 動画を編集し終わると、玲奈へメールを送っていた。


(明日の朝が見ものやな。さて、寝るか。)


 眠りについたのは一時を回っていた。

 眠れない夜を過ごしていたが、玲奈も二時過ぎには眠りに落ちていた。
 朝もスッキリとした目覚めで、玲奈は不思議に感じていた。
 夫と子供達を送り出し、軽くメイクをチェックしながら、


(濃くないかな?うん、でも、これでええわよ。アイツに見せる以外は誰も見ないわよ。けど、なんでお化粧なんか、誰のため、アイツの?アホな!ないわよ。)


 なぜか、少しウキウキしている自分に違和感を感じていた。
 会社に着くと、前のデスクの方に歩いていた。
 どうしようかと思ったが、課長に挨拶をすると、


「おはよう、高野さん。忘れ物かな?まだ、君のデスクやけどな。山口さんとは、上手くやれてんの?」


 課長の顔に皮肉な笑いが浮かんでいた。


「いえ、おはようございます。ちょっと小物をとりに来たんです。まだ、私の机でしょ?」


 殴ってやりたい衝動を必死で抑えながら、作り笑いで答えていた。
 机の引き出しを開け、小生のを少し片付けながら、課内の全員に名残を惜しむように挨拶をしていた。 


「高野さん、急に移動になったんで送別会をしようかって、課長なんかと話してたんですけど、あの、よかったら都合の良い日を教えて下さい。」


 後輩の女子社員に声を掛けられ、少々戸惑ったが、


「あぁ、ありがとう、けど、おんなじ建物の中やし。気を使わせても悪いから、送別会は遠慮させてもらうわ、こめんね。」


「えっ、でも、あのう先輩、アソコは一時的で、別の場所に移るらしいんですよ。」


「えっ、そうなん?バタバタしてたから、山口さんに聞いてみるわ。ありがとう。」


(うそっ、場所変わるなんて、聞いてないわ。アイツ、どこまで隠してんの?けど、そしたら会社の人に見られんで、、アホッ、、なに安心してんの?)


 ホンの一瞬でも、安心して調教されるという妄想が浮かんだ事を、玲奈は慌てて打ち消した。
 資料室へ入ると、まだ五郎は来ていないようだった。
 資料の棚の間を抜け、奥の部屋に入り自分の机の上を片付け、一応仕事の出来る環境に整えた。


(こんなのしても一緒やろか?ワヤにされるだけやのに、、)
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