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人妻淫ら調教
第20章 淫辱に乱れて
 玲奈の質問に、五郎は焦らすように少し長めの沈黙から、どうしゃべろうかと考える風に、


「最初にお前を見た時から、俺は惹かれたんや。けど、それで単純に声をかけるほどバカじゃないんでな。それに、お前が表面上はかなりのSキャラを演じてる風に見えたからな。なんでかって考えたら、すぐにわかった。お前が自分の弱さを隠すために、つまりMが無理してSをやってるってな。だから、本来のMに戻してやろうってな。」


「そ、そんなん、アンタの思い込みやわ。誰が、Mなんか、、んっ、、はふっ、、」


 最後まで言い終わらないうちに、彼女の唇を男の唇が再び塞いだ。


(ん、んん、いけん、、また、、応、じ、てる、、んふ、、)


 唇を吸われながら、女は男の唇と舌を求めた。
 裸の胸が重なり合い、女に朝からの淫らなすべてを思い出させた。
 唇が離れ、彼女は男から逃れられない自分を呪った。


「ふふ、お前を調教して分かったことがある。お前は俺が想像してたより、はるかにマゾやったわ。ふふふ、俺より、お前の方が、よう分かってると思うがな。クククッ。」


「誰が、ただアンタがウチを好き放題にオモチャにしてるだけやない!ウチは、マゾなんかやないわよ!」


 強がりながら否定する玲奈を、五郎は半分面白がりながら彼女を抱き上げ、浴槽につかった。


「ふふ、まあオモチャにしてるわな。けどイヤヤないやろ、否定したけりゃ、したらエエわ。どっちみち、お前は警察に行くか、このまま俺の言うことを聞くかしか、選択肢はないからな。ふふふ。」


「そんな、ケダモン、けど、アンタの言う通りやわ。そうせざるを得んようにしたんわ、アンタやし。ウチには選択権なんてないし。」


 玲奈は絶望しながら、それも良いかとも思い始めている自分自身に、彼女は否定出来ないでいた。
 五郎は彼女を抱いたまま、ユックリと浴槽から出てドアを開け、脱衣室へ入った。


「そや、お前に選択権はないんや。だから、今夜は俺と一緒にいるんや。明日は朝から帰してやるわ。それでエエやろ?」


「ホンマに明日は帰してくれるん?ホンマなんやね、お願いよ。」


(信用するの?こんなヤツの言うことなんか、信用できひんわよ。けど、たぶんホンマやと思う、、。)


「ホンマや。それに、お前の復讐も明日せんなんからな。クククッ。」
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