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人妻淫ら調教
第20章 淫辱に乱れて
 五郎の彼女が耐えられるかという言葉に、玲奈は引っかかるものがあった。


「彼女って、さっきの娘じゃなしになの?つまり、あの、昨日の娘なの?まさか!」


 五郎の頭が頷くように軽く動き、玲奈の唇に人指し指をあてた。


(なんで、まさか、図星?うそっ!さっきの娘やなしに、昨日の娘!うそっ!)


 慌てて息を大きく吸いながら、彼女の頭は混乱していた。


「先輩、恵美に訳を話したら、少し待ってて下さいって言って、彼女がどこかに行ってもうて、俺、どないしたらエエんか、あれだけ、滑田の靖子を調教してた思てたのに、なんでやろ?」


「それはなぁ、お前がまだ、女心をわかってないからや。まあ、マインドコントロールとは言わんけど、やっちゃんの恋心を勘違いしてたな。まあ、気を落とすなよ。彼女は、お前に惚れてるから。優しくしてやれよ。」


 元気づけるつもりで、五郎は三木田に言葉をかけたが、三木田のヘコミようは彼の想像以上だった。
 しかし、すぐに三木田のヘコンだ姿を反転させることが起こった。


「ウチらみたいに、脅迫されたら別やけど、普通やったら無理でしょ。」


 玲奈がつぶやくように言うと、


「ふふふ、お前は世の中を知らん過ぎるわ。ふふ、ソロソロかな?お客が来るはずやけどな。クククッ。」


 五郎が三木田が入って来たドアの方に、アゴをしゃくるように言うと、


「先輩、それって靖子が戻って来るってことですか?」


「違うよ。もう一人のお前の大事な人や。」


 えっ、と絶句したまま三木田の中で様々な考えが浮かび、混乱していた。


「それって、まさか!そんな!」


 声に出し、三木田は否定しようと五郎の方を睨むと、ドアがノックされ、三木田の婚約者がドアを開け、そこに立っていた。


「恵美ちゃん、いらっしゃい。待ってたよ。」


 五郎が軽い口調で告げると、


「あの、隆さんに話があって、山口さん、ごめんなさい。彼が失敗したみたいで、よろしいですか?あの、玲奈さんも?」


「あぁ、そこで話し合えば、エエと思うよ。俺達は風呂に戻るからね。」


 五郎が、三木田と恵美の二人で話すように促すと、


「ありがとうございます。元々は、彼が私に、彼の趣味をしなかったからなんです。山口さんと同じ性癖だとわかって付き合ってるのに、なんで私にしてくれんのんて、、。」
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