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人妻淫ら調教
第4章 日常に戻って
 自宅へ向かうタクシーの中で、


「これで、ええやろ。それにしても、エエ女やな。当たりやな、後は旦那に対する気持ちをどうぐらつかせるかやな。」


 呟くようにいいながら、メールの画面をチェックしていた。
 唇の端が皮肉ッぽく上がり、いくつかの動画の画面を選び、一つを添付していた。


「ふふふ、返事があるかな?楽しみやな。」


 メールが送信されたのを確かめながら、五郎の顔に勝利を確信した皮肉な笑いが広がっていた。
 五郎の乗ったタクシーが見えなくなるのを確かめると、玲奈は自宅へ帰るバスに乗っていた。


(どうしよ?まっすぐ帰られへんわ。どう言い訳したら?このまま居なくなれたら?だめよ、変なこと考えたら!けど、あの人には相談できへんし。誰にも言われへん。)


 一つ手前のバス停で降り、裏通りの路地を抜け田んぼの畦道を人通りが居ないのを確かめながら、歩いていた。
 回りに人の居ないの確かめて、携帯のメールを開いた。


(うそっ、アイツからのメール!どうやって、私のアドレスを知ったんかな?けど、あれだけ寝てたら、、。)


 五郎を憎しみながら、どうにも出来ない自分に腹を立てながら、メールを確かめた。


「玲奈、昨日のお前や。
それから、風呂に入る時は鞭の痕が染みるぞ。
ふふふ、月曜日には来るんやで。
クククッ、楽しみにしてる。」


(動画?うそっ、これ、私?相手?バカッ、アイツよ!)


 一分程の動画だったが、玲奈があられもなく男の腰に足を絡め、悦びの声をあげ続ける姿が撮されていた。
 回りに誰もいないか確かめながら、玲奈は動画を食い入るように見つめていた。


(こ、こんな、淫らしい、、でも、、あたし、、綺麗、、アホッ、、でも、、)


 反発と悔しさと、同時に昨夜の悦びを思い出したかのように、玲奈の女の部分がキュウンと反応していた。


(いけん、身体が思い出してる。無視よ、無視。でも、、あんなに良かったん、初めて、、アホッ、一生アイツのオモチャにされるんよ!)


 玲奈の中でうかつにも身体の自由を奪われ、野獣のような男の慰み物になりながら女の悦びを感じた自分を否定する理性と、経験したことのない悦びを再び求める肉体が争い始めていた。


(無視よ、無視するんよ。家に帰って子供らの事せな。)


 振りきるように彼女は畦道を急いだ。
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