この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人妻淫ら調教
第4章 日常に戻って
 昨夜の事をどう言い訳しようと考えながら家に戻ると、


「お帰り、思たより(おもたより)早かったな?昨日は途中でつぶれたんやてな。会社の女の子から電話があったで。二日酔い大丈夫か?」


 少し軽い調子で、夫が尋ねたが、


「えっ、ああ、 大丈夫よ。ごめんなさい、心配かけて。途中で寝ちゃって、友達の家に泊めてもらってたの。まだ、お酒の匂いがしてるみたいな気がして。」


「なんや、そうやったんか。良かったぁ。なんか、変なオッサンと消えたいうてたから、浮気、心配したんや。アハッ。」


 夫の表情から心配そうな色が消えていた。
 それきり、その話題が出ることはなかったが、玲奈の中に夫に対する申し訳なさが残った。
 家族の朝食の後片付けをしていると、二人の子供がしがみついてきた。


「ごめんね、正、マキ。お母さんねぇ、お酒飲み過ぎちゃってたの。もう、飲まないわね。」


 幼い子供二人が「うん」とうなずきながら、母親の邪魔をしないように夫と一緒に、リビングへ移っていった。
 玲奈は昨日の事を忘れるようにしながら、夕方まで過ごした。
 ただ、子供を風呂に入れるまでは、着ている物を脱がせ自らも脱ぎはじめて、


「うそっ、どうしよう?バスタオルを巻かなきゃ、どうしよう?」


 脱衣室の鏡の前で迷っていると、夫が、


「どないしたん?風呂は、俺の番やで。はよ、晩ごはん頼むわ。」


「えっ、そやったわね。まだ、お酒残ってんのかな?ほな、お願いね。」


 慌てて脱衣室を出て台所へ向かった。


(いけん、いけん、気にしすぎて変になってるわ。月曜日までは、なんにもできひんと思うし。けど、あれ、鞭の痕かな?家族には、知られたないけど、嫌いやないかな?アホッ、アイツの狙い通りやない!)


 夕食の用意をしながら、玲奈の中に五郎からの連絡がないことへの不安と、もし連絡が来たときのことを考えたときの恐怖が入り交じり、玲奈を落ち着かなくさせていた。
 夜の七時を回っても玲奈からの返事が来ないことを確かめると、五郎は編集の手を止めた。


「ほほう、予想通りか。ホンなら、次の手はどうするかな?まあ、こいつを送って、玲奈がどうするかだな。まっ、焦らんでも逃げられへんからな。ククク。」


 玲奈が逃げない事を確信しながら、少しずつ追い詰めて行くつもりだった。
/440ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ