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人妻淫ら調教
第23章 煉獄(れんごく)への扉
 玲奈の濡れた瞳に、キラリと光るものが見えた。
 コートの前を合わせながら、彼女はこれから起こる事への不安と男の与える淫らな悦びへの期待とが入り交じり、秘芯が疼くのを感じていた。


「さあ、行くぞ。あたり屋で大判焼きを買おか。ふふふ、美味しいけんなぁ、あたり屋のは。」


「そうね、あそこの大判焼き、私も好き。んん、ローター、止めてはくれないの?ん、ん、」


 悔しさを込めて、彼女が言うと、


「あぁ、忘れてたわ。ふふふ、どうせ好きやろなあって、思ってな。そのまんまにしてたんや。クククッ。」


 言い終わると同時に玲奈の秘芯へのバイブレーションが完全に消え、彼女の肉体の欲望は物足りなさと同時に寂しさを覚えた。
 車を降りると五郎は玲奈の腰に手を回し、身体を密着させて歩き始めた。


(腰に手を回してるわ。また、触り倒してくるんやろか?そんなんいややわ。けど、下に何にも着てないし、それに、リモコンのスイッチ入れられたら、、、)


 玲奈は男の腕から逃れる事の出来ない悔しさと、オモチャのように扱われても拒絶の出来ない歯がゆさに、イヤイヤながら従って歩いた。
 新町橋へと続くメインストリートの、一階にある大判焼き屋の前に並んでいる列の後ろに立つと、前の方から、


「どしたん、派手な姉ちゃんやな。不倫?」


「なに、あかんで、ホンマのこと言うたら、、にしても、、毛皮のミニ?た、か、そ、!」


 遠慮のないオバサン連中の心ない言葉が、玲奈の耳と心を打ち付けた。
 キッとした表情で回りを見回そうと玲奈が顔を上げると、それを挫くように玲奈の秘芯にローターの震動が走った。


「んっ、、な、ん、で、、くっ、」


 一番敏感な場所からの刺激に言葉を奪われ、玲奈は唇を噛んだ。
 五郎がたしなめる振りをしながら、


「なんでて、お前が奴隷やからさ。お前は家畜や、人間やないんや。それに、この格好させてんのは俺や。わかったか!」


 五郎の人をバカにしきったような言葉と態度に反発をしながら、抵抗出来ない今の自分を玲奈は、男の与える屈辱的な快感と共に呪った。


「そん、な、、ん、、」


 絞り出せた言葉はそれだけだったが、それ以上に秘芯に当たるローターの刺激が彼女の言葉を奪い、考えられなくしていた。
 膝の力が抜け崩れ落ちそうな彼女を支えながら、五郎は前に進んだ。
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