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人妻淫ら調教
第24章 堕ちて、求めて、
「ほうか(そうか)あ、お前が一番ようわかってると思うがな。そやから、今お前は俺と一緒に居るんと違うんかな?」


 五郎からの逆質問に、答えるのに一瞬詰まったが、


「そんな、身体の満足はなくても、私はあの人を愛しています。身体なんて、関係ないわ。」


 あなたなんて関係ないわ、という勢いで答えたが、その言葉が彼女の中で揺らいでいるのを玲奈は否定できなかった。
 同時に視姦するように彼女を、粘りつくように見つめる五郎の答えを気にしていた。


「ふうん、そうなんや。まっ、そんなことは、どうでもエエわ。こいよ、寝室に行くぞ。」


 そう言うなり、玲奈の左手をつかみ立ち上がった。


「えっ、そんな、、、」


 急な男の動きに慌てて立ち上がり、五郎に引きずられるようにヨロヨロと寝室へ着いていった。
 寝室の扉を開け、玲奈をベッドに座らせると、冷蔵庫からウィスキーを取りだしコップに氷を入れるとオンザロックを二つ作った。


「温まって休めるぞ。ふふ。」


 五郎の声がいたわるように、優しく響いた。


「えっ?お酒?あ、頂きます。」


 思わず言いながら、


(何をありがたがってんの、アホッ!先週からアタシの身体をオモチャにしたおして、男なしじゃ居られへん身体にされかけてんのに、アンタ、アホと違う!)


 言葉だけとはいえ、男に感謝の言葉を返したことを、玲奈は激しく後悔していた。
 しかし、軽く琥珀色の液体を一口含むと、カアッと火の酒が喉を焼き、彼女の肉体に新たな活力を与えた。
 グラスを置き、男の右手が彼女の腰に回り、人妻の肉体を抱き寄せ、彼女の唇を挟むように軽く上唇を男の唇が動き、人妻の唇が男の唇を追いかけるように上向きに動くと、五郎の唇がそれに答えるように上唇から、下唇にユックリ味わうように動き、人妻の唇を焦らせるように包みこんだ。


(な、なに、このキス、、今までのと、、違う、、うまい、、この人、、テクニックもあるのに、、んん、なんで、、SM、、んん、、)


 舌を吸われながら、男の唇を求めるように玲奈は唇と舌を吸い吸われた。
 じっくりと味わうように唇が解放され、玲奈は男の唇をもっとと望んでいた。


「少し寝るぞ、玲奈。目が覚めたら、遅めの晩ごはんを頼むわ。お楽しみは、その後や。」


 時々の五郎の優しさが玲奈の心に染み込み始めていた。
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