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人妻淫ら調教
第24章 堕ちて、求めて、
 これからの事を考えない様にしながら、玲奈は隣のバスルームに入った。
 四方をガラスの壁に囲まれた浴室は、寝室から全て見通せる様に作られていた。


(ここ、前のと違う。寝室も違うんやわ。私、気がつかなんだわ。けど、気持ちエエわぁ。これから、なにが待ってるんやろ?あのオッサンの考えることやから、マトモやないと思うけど、、。)


 口には出さなかったが淫らな男の責めに耐えることに、玲奈には正直自信がなかった。
 それどころか、今四方がガラス張りの浴室で全てを男に見られながら入浴することに、玲奈は肉の疼きが激しくなるのを抑えられなくなっていた。
 バスタブから出ることに、彼女は羞恥と警戒心から躊躇いを感じ迷っていた。
 それまでの羞恥の場面が彼女の行動を縛り、動くことを躊躇わせ、更に男の足音が近づく様に聞こえると、人妻の肉体がより敏感になり、肉体が何を求めているかを彼女に教えた。
 ドアが開かれ、湯気の向こうに筋肉質の男の肉体がチラリと見え、


「待たせたな、玲奈。綺麗にできたかな?ふふふ。」


 人妻の白い肌の隅々まで舐め回すように見ながら、五郎は人妻の腰に手を回し、引き寄せた。


「ううん、恥ずかしくて、出られなかったわ。アンタに見られてると思ったら、身体が熱くなって、それに、寝る前までのこと考えてたら、、。」


(いややわ、私、何を言ってんの!この人に正直言ってどうするん?そうやね、今までのんやて、この人のせいやし。けど、私、好きになってる。この人の女になってる、逃げられへん女に。)


 男の罠に堕ちながら、逃れられない自らの肉体の疼きに引きずられるように、自らの感情が男に好意を抱いていることを認め始めていた。
 そんな彼女の心を読んだかのように、男の唇が軽く触れた。
 それに答えるように玲奈の唇が男の唇に合わせるように、求め動いた。
 女の上唇を挟み込むように軽く触れ、男の舌先が軽く舐めるように女の下唇に触れ、唇と唇の間に男の舌先が割り入った。
 唇を犯すように割り入った舌先を女の唇が求め、男の舌先を受け入れ吸い着き求めた。
 吸い着きシャブリ、男と女の唾液が溶け合い、玲奈の全てを蕩けさせた。


「ふふ、キス、拒否せんようになったなぁ。ふふふ、今夜が過ぎたら、お前から俺のキスを欲しがるようになる。ふふふ。」
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