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人妻淫ら調教
第29章 神戸へ
 それだけ言うと、携帯は切れた。


(三日間て、急がんといけんやん。どうしよ、けど、してあげんと、あの人困るし。)


 普段通りの夫との会話、普段通りの夫の出張の準備、玲奈の中に失われそうな幸福な時間の暖かさが広がっていた。
 子供達と入浴しようと鏡の前に立ち、セーターを脱ぎ始めた時、鏡を見て思わず驚きの声をあげそうになったが、辛うじて踏み止まった。
 紅い痣が白い肌に残り、彼女に五郎との事を思い出させた。
 子供達を先に浴室に行かせ、周囲に誰も居ないのを確かめると身に付けているものを脱ぎ捨て、自分の全身を鏡に写しチェックし始めた。
 白い肌の所々に紅い痣が残っていたが、今さら止める訳にもいかないので、浴室に行こうとしたが、


(あっ!いけん、下の毛!どうしよ?今は、バレたくない!)


 玲奈の肉体に隠しようのない奴隷の証が、印されていた。
 タオルをさりげなくヘソの下にあてがい、誤魔化すことにして、浴室に入った。
 幼い二人の子供達の世話をやきながら、タオルが落ちないように注意をはらいながら身体を洗い終えた。


「二人とも、身体拭いてね。お母さんも、すぐに行くからね。」


「うん、わかったぁ。身体拭いて、着替えてる。はよ来てね。」


 正が浴室を勢いよく出て行くと、妹のマキが不思議そうな表情で、


「お母さん、下の毛どしたん?」


 瞬間、バレたっと思ったが、何気ない風に、


「うん、ちょっと剃っちゃったの。水着切るときにはみ出るといけないから、けど、ちょっと剃りすぎちゃったかな。ありがとう、マキちゃん。」


「ふーん、失敗したんやね。」


「うん、そう。お母さん失敗しちゃったの。気を付けるわね。」


 玲奈が、そう答えると、首を軽く振りながら、失敗しちゃったぁと繰り返しながら浴室を出ていった。


(どないしよう、バレてしもた。なんとか、誤魔化せたとは思うけど、、。)


 浴室を出ると、いつものように兄妹がじゃれあいながら、身体を拭きあっていた。
 子供達の身体を拭いてやりながら、玲奈は自分の肌に残る調教の痕に子供達の注意が向かないか、ハラハラしていた。
 しかし、子供達は気が付かなかったのか、それには触れずにキャッキャッしながら脱衣室を出ていった。


「アイスクリームを食べたら、お母さんと一緒に寝ましょうね。」
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