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人妻淫ら調教
第29章 神戸へ
(んっ、んん、我慢よ、、)


 辛うじて肉の欲求に玲奈は耐え、五郎に送信した。
 熱い火照りが彼女の肉体を包んだが、それを無視して浴室から出て行き、身支度を整えた。
 ベッドに入ってからも、中々寝付けなかったが、前日からの疲労からか、いつのまにか眠っていた。
 朝の六時には目覚め、朝食と子供たちの幼稚園保育園の準備、夫の出張の準備、その間に朝食を取り、子供たちを送り届け、実家の母親に電話を入れた。


「あっ、お母さん、うん、私、玲奈。今日、正とマキのお迎え頼めます?えっ、うん、仕事なんよ。悪いけど、お願いします。うん、ほなね。」


 玲奈の依頼に母親は快く引き受けてくれ、夫婦関係の心配までしてくれた。
 申し訳なさで、玲奈は母親に両手を合わせていた。
 高校の事件後、両親は娘を心配して、玲奈と一緒に徳島に引っ越していたのだった。
 夫が帰って来たのは、八時を少し回っていた。


「ただいまぁ。悪いな、出張の荷物頼むわ。」


 いつものように、突然帰宅して荷物だけを取ると、さっさと家を出ていき、あとは、出張から帰宅するまで連絡をしない夫だった。


「あの、気を付けていってらっしゃいね。」


「うん、帰る時は連絡するわ、ほなね。」


 待ってと喉まで出かかった言葉を飲み込み、夫を送り出した。
 すぐに子供たちを車で送り届け、徳島駅に着いた時には高速バスにギリギリの時間だった。


「今、バスに乗りました。
神戸で待ってて下さい。」


 短くメールを送ると、窓の外を見るとはなしに見ていた。
 朝からの緊張が溶けたのか、少し居眠っていた。
 慌てて、身繕いをしながら、周りを見回していた。


(大丈夫よ。誰も、私が下着着けてないなんて、気がついてないみたいよ。大丈夫よ。)


 セーターの毛糸の感覚が、乳首に擦れる感じがして、微妙に見えないか気になり始めていたが、誰も彼女の異常に気づく者はいなかった。
 三ノ宮で高速バスを降り、元町まではJRで移動した。
 電車の中では、周りの視線を気にしたが、誰も彼女が下着無しでいるとは気づかれなかったが、玲奈のタイトミニの裾から綺麗な脚が伸び、男達の視線を集めた。


(男の人が見てるみたいな感じがしてるんやけど。気のせいかな?いや、やっぱり見られてる。)


 短い時間だったが、見られる事の快感を感じた玲奈だった。
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