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人妻淫ら調教
第29章 神戸へ
 五郎の返信メールが届いたのは、電車が元町駅に着く少し前だった。


「元町に着いた頃かな?

沢山の男に見られて、濡らさなかったかな?

ふふ、海側に出てまってなさい。

直ぐに行くから。」


 簡単な内容だったが、玲奈には直ぐに海側の意味がわかった。
 神戸では簡単に、南側を海側、北側を山側と呼んで居たからだった。


「海側って、あっちが六甲山やから、こっちやわ。けど、この格好は見え過ぎ。正面の人、必死で見ようとしてたし。」


 ぶつぶつと呟くように言いながら、海側の出口に向かっていた。
 同じように電車を降りた人々が、彼女を追い越し海側へ、或いは反対側の山側へ出ていっていた。
 海側の出口の通路の壁際に立ち、見落として居ないか、必死の思いで一人一人の顔を見比べていた。
 元町駅に着いたことを知らせていないことを思い出し、急いでメール打ち始めた。


「いま、元町駅に着きました。

海側の出口の所で待っています。

周りから、見られてるみたいで恥ずかしいです。

五郎さんが来るのを待ってます。」


 神戸の街角をチラチラと見ていると、大阪にいた頃の記憶が少しずつ甦り、懐かしさと苦い思い出が浮かんでは消えていた。
 メールを送り終わると、この一週間の自分自身の境遇の変化に、驚きと不安が玲奈の中に満たしていた。


(嫌なことも、良いことも、このためやったんかな?けど、これから私はどうなるんやろ?恥ずかしいのをネット中継されて、顔まで出されたし。もう、普通には戻れへんし。あの人のオモチャになるためやったんかな?けど、嫌いやないみたい?やっぱり、私は変やわ。)


 五郎への気持ちの変化も、玲奈は認めていると言うより、今は積極的に彼への気持ちが好きだと言うことにか変わったことを受け入れていた。
 しかし、子供たちの事が彼女の心をシクシクと細い針でつつくように、少しずつ蝕み始めていた。
 メールも電話もかかってこずに、五郎の来るのが少し遅すぎると思い始めた頃、右肩を軽く叩かれた。
 思わずビクッとなったが、顔をそちらに向けると、待ちかねていた五郎が笑顔で彼女を見ていた。


「待たせたかな、玲奈?」


「えっ、いえ、着いたばかりですから。んっ、」


 玲奈の言葉は五郎の唇に塞がれ力強い男の腕に抱きすくめられ、薄い布地越しに男の熱いモノが女の部分に触れた。
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