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人妻淫ら調教
第29章 神戸へ
 近くを通る人々の視線が興味深げに注がれたが、五郎は無視するようにミニスカートのスリットの所から手を中に入れた。


「んっ、んん、、」


 驚きの声が言葉にならず、男の指先の動きを止めようとしたが遅かった。
 内腿の奥に素早く触れ、女の芯を転がした。


(うそっ、人が見てる、、んぅ、、だめ、、見られてるのに、、んん、、)


 五郎の瞳に勝ち誇ったような光が宿った。


「ふふ、コリコリで濡らしてるな、玲奈。ヨシヨシ、エエとこに連れていったるわ。クククッ、来いよ。あそこで検査してやるわ。」


 あそこと言われ、男の促す(うながす)方を見ると白い建物が見えた。
 男の指先からの快感に、我を忘れそうになりながら、


「ん、あそこ?喫茶店?」


 少し、吐息をつきながら聞くと、冗談めかして五郎が思わぬ言葉を吐いた。


「ふふ、みたいなもんかな?うふふ。」


(クククッ。検査して、シャブラせるか?まあ、この女次第やな。)


 身体をまさぐられながら、玲奈は男に抱き抱えられるようにそこへ連れて行かれた。
 そこは、外からは真っ暗で何も見えないようになっており、ドアを開け中に入ると、外からの光りは一切入らないようになっていた。
 いくつかのシャンデリアが天井からぶら下がり、かつては喫茶店として営業していた面影を残していた。
 さらに、喫茶店の椅子やテーブルがそのまま残り、部屋の隅の方に大きめの麻袋が中身が詰まったまま転がしてあった。
 店の中央のソファーに男が強引に彼女を座らせ、自身は隅の方から麻袋を引きずりながら、玲奈の座る椅子の近くに運んだ。


「玲奈、お前は俺の何かな?言ってみな。ちゃんと正気でな。言うてる意味は分かるやろ?」


 麻袋の中身が彼女は気になっていたが、今の自分の気持ちに従うことにした、たとえそれが、自分自身を地獄に落とすことになったとしても、、。


「私は、あなたの、五郎様の奴隷です。あなたの言うことをなんでも聞きます。その為に神戸まで来たんですから。」


 必死の思いで、過去の自分との決別を五郎に宣言していた。


(あんた、ホンマにエエの?エエんよ。もう、これでホンマに子供とは会われへんようになるわよ。あほっ!)


 玲奈の言葉を気持ち良さそうに聞きながら、五郎の企みは彼女の思いを利用し、更なる地獄へ向かわせようとしていた。
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