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第30章 血飛沫（ちしぶき）

　玲奈の唇が開かれ、男のズボンのジッパーを舌先で探り、歯で金具を噛み徐々に下へ引き下げた。
　隆々と力強く屹立した男の象徴が、ボクサーパンツを持ち上げ、人妻の口唇奉仕を待ち受けていた。


（凄い、、あの人のより大きい、いけん、何感心してんの！私、、おかしい、、アソコが、、疼いてる、、いけん、、この人の思う壷、、けど、、欲しい、、、）


　玲奈は自分の欲求を否定しながら、少しずつ認め始めていた。
　彼女の変化を男は興味深げに観察していた。
　そして、次の瞬間、男の両手が股間に顔を埋めた玲奈のセーターの裾を掴み、一気に乳房の上まで捲り（まくり）上げた。
　室内照明の明かりの下に、三十代の人妻の豊満な乳房が照らされた。


「あっ、やっ、、」


　唇からは思わず悲鳴に似た声がこぼれ、人妻の動きが一瞬止まった。


「ふふっ、身体検査をするって言っただろう。クククッ、ドスケベなオッパイやなぁ。乳首がピンピンに勃ってるやないか、玲奈。ホンマにお前は変態マゾのドスケベな牝犬やのぅ。ホラ、続きを早よせんか！」


「そ、そんな、牝犬、なんて、、」


　言葉で否定しながら、否定しきれない男の言葉を肯定するように、ボクサーパンツのスリット部分の右側の布をくわえずらした。
　屹立した男のモノは飛び出す事なく、ボクサーパンツのスリットの左側に偏り、人妻がスリットの左側をくわえずらすと、直ぐに力強く天を貫くようにそびえ立っていた。
　暫く、愛おしむように男のモノを眺めながら、玲奈の唇がゆっくりと開かれ力を蓄えた男根の頭にまとわりつくように触れた。
　人妻の唇が男根の感触を確かめるように、軽く上下の唇で挟み込むようにしながら、徐々に唇を左右に動かした。


「うほっ、エエなぁ。クククッ、丁寧にシャブッテくれるんや。ククッ、ホンならチョイご褒美をやろか？ふふっ。」


　五郎のご褒美という言葉に、嫌な予感がしたが、玲奈は考えない事にして、夫以外の男のモノへ口唇奉仕を続けた。
　すると、彼女の答えを待っていたように、人妻の肉体に甘いバイブレーションが襲った。


「あぅ、、んん、、やっぁぁ、、」


　男根から唇が離れ、唇から甘い吐息と喘ぎが同時にこぼれた。
　人妻の花芯に震える紅いシリコンの先端があてがわれ、服従を要求していた。
　軽く花芯に触れただけで人妻の肉体は反応を始めた。