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人妻淫ら調教
第30章 血飛沫(ちしぶき)
 ドスンッと鈍い音と共に、玲奈の両手に握られた刃物が袋に突き刺さり、バッと、赤い血飛沫(ちしぶき)が噴き出し、ジャジャッと人妻の全身にかかり、白い肌が朱に染まった。
 突然、ガクガガクと玲奈の全身が震え出し、


「い、今の、なに?私、なにか、殺したん?やあっ、、」


 叫び、暴れたが五郎の力に抱き止められたが、玲奈は殺人のショックを受け止められなかった。


「へへっ、そうや、玲奈、お前が殺したんは人間や。お前が高校生の時に悪さをしたやつや!復讐したんや、お前は!」


「うそっ、そんな、ウソよ!ウソッ!」


 混乱した頭で玲奈は殺人を犯したことを、全面的に否定していた。
 腕の中で暴れまくる玲奈を大人しくさせようと、彼女の頬を思い切って平手で打った。
 パアーンッと右の頬が鳴り、玲奈の動きが止まった。
 彼女の中でパニックと絶望が重なりあい、一瞬の静寂が訪れた。


(そんな、ウソッ!殺したなんて、、うそよ、、うそ、、そんな、、)


 すうーっと意識が遠退き、玲奈の身体がクタクタと力なく動かなくなった。
 彼女を肩に担ぎ上げ、血が混じりぼろ切れのようになった衣服を脱がせ奥の部屋へ入った。
 その部屋は浴室になっていて、五郎は熱いシャワーを彼女の頭から浴びせ、真っ赤に染まった人妻の肌を洗い流し始めた。
 血を洗い流すと玲奈を抱き上げ、そのまま浴槽に浸かった。
 五分もすると、玲奈の右手の指先がビクンッと動いた。


「うん?今、動いたみたいなな?ショックが強すぎたんかな?ふふふっ、血の巡りが良くなってきたかな?あとは、顔を確かめさせたら終わりやな。」


 玲奈の肉体をピッタリと引っ付くように抱き寄せ、未だに朦朧としている彼女の上唇に軽く五郎の唇が上下から挟み込むように触れた。
 すると、それを待っていたかのように、玲奈の上唇が痙攣したようにピクピクと動いた。
 五郎はユックリと上唇を放し、玲奈の下唇を上唇と同じように軽く挟み込み、舌先で舐めるように動かした。


(まだ無理かな?けど、真っ赤やったな。まだ、湯がちょっと赤いな。あれだけ血が出たらしょうがないか。)


 舌先が下唇の上側を舐めるように動かしながら、唇の間に割り込み上の歯の門歯をユックリと舌先が確かめるように動いた。
 すると、再び玲奈の指先がピクリッと動き、閉じられた目蓋がビクビクと動いた。
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