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人妻淫ら調教
第31章 縄の軋みに
 信号待ちで止まると、運転手が食い入るようにルームミラーを見つめ、玲奈の恥態を舐めるように見ていた。


「ふふふ、運転手さん遠慮のう見てやってや。この女はこんなんが好きなんですわ。JRの駅の方で良いですよ。」


 運転手の喉が生ツバをゴクリッと飲む音が聞こえ、


「えっ、あっ、すんません。ありがとうございます。JRですね。」


「はい、よろしく。」


 ルームミラー越しの運転手の目に顔を近づけるように笑いかけながら言うと、運転手がルームミラーから慌てて目を外した。
 すると、玲奈の縄をグリグリと回していた男の手がスカートから抜かれ、快感の波が引くように玲奈は物足りなさを感じたが、急いで足を閉じた。


「ふふ、運転手が続きを見たがってるけど、まあ続きは、駅に着いてからやな。ふふ、残念やな、玲奈。これからやったのにな。」


 五郎の嬲るような言葉に、


「そんなん、違います。私は、、。」


 言葉で否定しようと思ったが、否定しきれない肉体の反応に玲奈は唇を噛んでいた。
 三宮に着き、タクシーを降りる際に運転手が舐めるように玲奈の身体を視姦しているのを彼女は意識していた。
 改めて玲奈は、自らの肉体を呪い、唇を噛んだ。
 同時に自分に殺人まで犯させた五郎に、恋愛感情を抱き始めている事を確信していた。


「さあて、帰るかな?玲奈、車がエエか、新幹線か、バスか?どれで帰りたい?」


「えっ、そんな、どれでも構いません。私に選ぶ権利はないんでしょ、五郎さん。」


 つっけんどんに聞き返した彼女の言葉に、ニヤッと微笑みを浮かべて、


「そやな、バスにしよか。ふふふ、揺られて、見られて、弄られて、どこまで耐えられるかな?楽しみやわ、玲奈。」


「そ、そんな、公開調教、なの?嘘でしょ。」


 言葉に嫌悪と、少しの期待が込もっていた。


「公開調教、言う程でもないけどな。ふふふ、まあ、何にもせんかもな。クククッ。」


 面白がるように言う五郎の言葉に、「何にもせん」という言葉に玲奈は、ほんの少しの期待を抱いていた。
 同時に不特定多数の見知らぬ常客達に見られ、視姦される公開調教をされたがっている自分がいることを、玲奈は意識していた。


「嘘でしょ、公開調教なんて、、五郎さん、、耐えられへん、、許して下さい、お願いします、、五郎さん、、。」
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