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人妻淫ら調教
第31章 縄の軋みに
 玲奈は絶望的な気持ちになりながら、人々の視線をはばからず懇願していた。
 すがり付くような玲奈の顔を面白がるように、五郎が、


「ふふ、止めてやってもエエで、その代わり帰ったら、次の調教場所はお前の家や。フフッ、オモロイやろ!フフフッフフフッ。」


「そんな、それだけは、堪忍してください。五郎さん、お願いします。それ以外なら、何でもしますから、お願いします。」


 玲奈の真剣な表情に、五郎は少し考えるふりをして、悪魔の答えを吐き出した。


「考えてやっても、エエで。ただし、お前の家に着くまでに考えてやるわ。ふふふ、子供の前は止めてやってもエエけどな。クククッ。」


 子供の前とい言葉を聞き、玲奈の身体が凍りついた。


「そんな、子供の前でだけは、許して下さい。何でも言うことを聞きますから。お願いします。」


「クククッ、しょうがないなぁ。まあ、俺も人間やからなぁ。その代わり何でも言うことを聞くんやで、玲奈。」


 五郎の瞳に冷酷な光が宿っていた。


「は、はい、何でも聞きます。なんでも、言われた通りにします。」


 玲奈の中に安堵と小さな不安が残っていた。


(ふふ、子供の前でだけはな。けど、家の中では知らんで、クククッ、きづくかな?まあ、エエわ。)


 五郎の中で、黒い欲望が形を取りつつあった。
 徳島行きのバスがすぐに来たので、一番後ろの席に並んで座った。
 平日の昼間のため、客はまばらだった。
 バスが出発すると同時に玲奈の背中に男の手が回され、唇が男の唇に塞がれた。


「ん、んん、、んふっ、、、」


 驚きと同時に、亀甲に走る縄の結び目が花芯に刺激を加え、玲奈の全身を快感が捕らえた。


(ふふ、感じてやがる。結び目が丁度エエとこに当たってるからな。くくく、縄をチョイ淫じるだけでこの女は、思い通りや。ふふふ。)


 玲奈の反応を見ながら、五郎は彼女の唇を吸い、縄目を服の上から引く、緩めるを何度も繰り返していた。
 縄目を動かしながら唇を放し、玲奈の左の耳たぶを軽く噛んだ。


「んっ、なっ、、んん、、」


 驚きと同時に玲奈は、バスの乗客に見られていると思うと、激しい羞恥に包まれた。
 人妻の肌がピンクに染まるのを見ながら、五郎は縄目を握る力を弛めた。


「淫らしい女やな、玲奈。今のお前を乗客に披露しようか?」
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