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人妻淫ら調教
第31章 縄の軋みに
 五郎は玲奈の耳元に囁くように、


「玲奈、あの若いの、お前が気になるみたいやで。くくっ、ドスケベなやつみたいやで、ズボンの真ん中しっかりふくらましてるしな。クククッ。」


「んん、やっ、、ケダモン、、ゆる、、して、、、」


 哀願するように言う玲奈を嘲笑うように、五郎はリモコンの目盛りを真ん中辺りに下げた。


「ふっふっ、これで話がしやすいか、玲奈?ふふん、どや、斜め前の男をシャブッテやれへんか?」


「そんな、ん、、ここでは、、ん、、いや、、、」


 高速バスのシートが三列で、玲奈と五郎は二つのシートがくっついた側で、並んでいた。
 五郎の言う斜め前の男とは、通路を挟んで一人用のシートが並んだ二つ前のシートに座っていた。
 玲奈と五郎の様子を動き出してすぐに、気になるようにチラチラと見ていた。


「ふふ、いやか?仕方ないなぁ。ふふふ、後で罰をやるわ。クククッ。まあ、淡路についてからやな。ふふ。」


「そん、な、卑怯な、、んん、んあ、、ここで、、ぁあ、、だめ、、人が、、、ん、みてる、、、ぁ、、」


 バイブレーションの高まりが、玲奈の言葉を奪い、彼女に自分の立場を教えていた。
 玲奈は必死で言葉を殺し、唇を噛み瞼を閉じ、嵐が過ぎ去るのを待つように耐えていた。


(ふっふっ、可愛いなぁ。さてと、バスの中では流石にまずいか?しゃあないなぁ、ローターを下げてやるか?クククッ。)


 玲奈の様子を楽しみながら、後わずかで目的地に着くことを五郎は計算していた。
 玲奈を責めるバイブレーションが急に小さくなり、彼女は少し物足りなさを感じていたが、ホッとしていた。


「ふふっ、少しは楽になったかい、玲奈。残念やけど、淡路や。ここで、降りるんや。ふふふ、サービスエリアは楽しみが多いで。」


「楽しみなんて、五郎さんだけでしょ。ん、ん、まだローター暴れてるわ。私にどうしようって、いうの?」


 精一杯の嫌味のつもりで五郎に言ったのだが、軽く受け流すように、


「ふふ、無線のリモコンだからね。いつでも、お前を思い通りにするためさ。ふははっ、ほれ、斜め前の若いのが音がしなくなったから、つまらなさそうやで?喜ばしてやろうか?」


「やめて、お願い、こんなところじゃ、、はずかし過ぎます。ん、んん、、。」


 玲奈は決して、命令を拒めない事を知っていた。
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