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人妻淫ら調教
第32章 煉獄に囚われて
 唇を放すと、美しい人妻の眉根が上がり、何かに耐えるように目が閉じられ、プルンとした艶やかな唇が引き結ばれ、痛みにでも耐えるように下唇を噛み、嵐が収まるのを玲奈は待っていた。


「ふっふっ、エエ顔やな。無理せんと、声だしたらエエんやで、玲奈。クククッ、まだ足らんかな?」


 からかうような男の声が遠くで聞こえるような気がしたが、玲奈には口を開けば喘ぎがこぼれそうで、返事をせずにひたすら淫らな快感に耐えていた。
 男の左手が玲奈の肩から離れ、ローターからの刺激に耐える人妻の肉体を試すように、ダウンジャケットのジッパーを下げ、熟れた乳房に軽く触れ、乳首を指先で転がした。


「やっ、だめっ、、んん、、」


 人妻の唇から、男の望んだ声がこぼれた。


「ククッ、玲奈、課題ミスったな。ふふふ。」


 五郎の顔に黒い笑いが浮かんだ。


「そ、そんな、ん、、、ひどい、、、。」


 玲奈のなじるような視線が、五郎に向けられていた。


「ふふ、勝手なか?あはは、まだチャンスは残っているさ。この中はセーフにしといてやるさ。けど、降りたら別やで。」


「えっ、、チャンスが、あるの、、ね。」


 答えながら、玲奈は喘ぎがこぼれないように、言葉をきった。


「あぁ、チャンスならあるさ。ただ、条件は同じだ。それに、ローターのスイッチは俺の好きな時に入れる。強さも、今は中より少し下やな。一番、強くしてやるわ。今だけ、声出しても許してやるわ。ほれっ。」


 五郎の掛け声と同時に、ローターの振動が大きくなり、人妻の肉体を淫らな刺激が襲った。


「んっ、、んくっ、、、」


 人妻の引き結んだ唇から、押さえこんだ声がこぼれ、眉根が上がり、快感の刺激への限界が近いことを男に教えていた。
 うっすらと額に汗をにじませ始め、人妻の唇が綻び始めた途端、快感の刺激が嘘のように消えていた。


「ふふ、物足りないか、玲奈。今、喘ぎ声を出されちゃ、面白くないんでな。ククッ、周りに人がいた方が良いんでな。その方が、お前が余計に綺麗に見えるからな。」


 面白がるように言いながら、五郎は玲奈の恥態を見たいと思っていた。


「そ、そんな、五郎さんの趣味やわ。私は、いややわ。」


 そう言いながら、玲奈は拒絶出来ない事を知っていた、同時に、淫らな予感に期待している自分がいることも。
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