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人妻淫ら調教
第35章 解き放された蜘蛛の糸(ときほぐされたくものいと)
 人妻の答えを聞き流しながら、


「そや、お前が泣き叫んで許しを乞うのを見るのも楽しみの一つや。それより、はよせえよ。今日は、忙しいぞ。」


 五朗は冷たく言い放った。


「忙しいのですか?私、どうなるんですか?」


 そう言いながら、玲奈はシャワーを止め、ボディソープを身体に塗り付け始めた。
 五郎も先程までの欲望剥き出しの男が、嘘のように身体を洗い始めた。
 浴室を出て、五朗は身支度を整えながら、玲奈が迷っているのを見て、


「玲奈、下着は無しだからな。パンストを履くんや。何を着ても、着いたら会社の服に着替えてもらうからな。それが、相手の好みやからな。クククッ。」


「えっ、相手?誰ですか?まさか?支社長ですか?」


 玲奈は支社長の噂を聞いていたので、まさかと、思って聞いていた。


「うん、支社長もやな。まあ、俺の気分次第やしな。クククッ。」


「なんで、他の男に?五郎様だけのモノではないんですか?」


「ふふ、昨日の事を忘れたのか?俺を含めて三人の男のモンをくわえ込んで、悶えまくってたのは誰や、玲奈。まあ、今日はせいぜい一人かな?クククッ。」


 五郎の言葉に昨日の事が悪夢のように蘇り、玲奈の肉体に淫らな記憶を呼び覚ました。


(いやっ、また他の男になんて!どうして、、いえ、この人は、そう言う人、、なのに、、、。)


 自らの肉体の反応を意識しつつ、玲奈はどうしようもない自分自身の運命を呪った。
 しかも今日の相手は、彼女自身の身近にいる職場の上司の一人と知って、玲奈は屈辱感と羞恥でカアッと肉体が熱くなるのを止められなかった。


(ふふん、支社長を当てよったな。おもろないなぁ。まあ、どっちにするかは俺次第やがな。クククッ。)


 五郎の玲奈の反応を見ながら、ギリギリまで待って相手と場所を決めるつもりだった。


「そんな、けど、それが五郎様のお望みなら、嫌ですけど、我慢します。どこまでするのか、五郎様次第でしょ。私は従うだけですから。」


 悔しそうに言う玲奈の顔を見ながら、


「ふふ、その通り。まあ、まだ相手は決めてないがな。もっと身近な相手の方がいいかな?クククッ。」


 皮肉を込めて笑う五郎の顔を見ながら、玲奈の中に悔しさと屈辱と、身近な男にオモチャにされるという羞恥に、玲奈の女は反応していた。
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