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人妻淫ら調教
第35章 解き放された蜘蛛の糸(ときほぐされたくものいと)
 音もなくドアが開き、五郎に引き摺られるように玲奈も中に入った。
 玲奈の中に衝撃が走った。


「あっ、あの、前とは、違ってるような?まさか?」


 戸惑ったような声の彼女の言葉を聞きながら、


「うん、かなりな。前とは違うよ。急いで仕上げさせたからな。」


(まあ、見たらビックリせえかな?どうやろ?)


 以前とは違いシックな照明と広い通路が奥に続き、一番手前のドアを五郎が開き、玲奈を押し込んだ。


「ここは?前のですね?ん、、、やっ、、んん、、、」


 玲奈の中の淫具が振動し、彼女の肉体に淫らな悦びを与えた。


「ふふ、ここなら誰にも聞かれへんからな。ほら、もっと声を出しても大丈夫やで。ふふふ。」


「そん、な、、んん、、やっ、んん、んう、、なん、で、、、」


 突然の快感の波に飲み込まれながら、辛うじて玲奈は抗議の声をあげたが、堪えきれずに甘い喘ぎが同時に唇からこぼれた。
 淫らな刺激に思わず玲奈は膝が崩れ、五郎に身体を預ける形になった。


「ふふ、まだ早かったかな?ふふふ、スイッチ切ってやるわ。くくくっ、ビチョビチョやな。腿に垂れてるで、玲奈。」


 言うと同時に、バイブのリモコンを切った。
 淫具の刺激が消え、玲奈の心にもっとを望んでいる自分に彼女は従おうと思い始めていることに、驚きと躊躇いがあることに混乱し始めていた。


「あぁ、それからきょうは、お前の様子を見てるゲストがいるからな。クククッ。」


 ゲストという言葉に、玲奈は背筋に冷たいものを感じた。


「あの、誰か私たちを見ているんですか?そんな、、ん、、また、、、。」


 再び玲奈の肉体を快感が襲い、唇から言葉をうばった。
 すぐに収まったが、彼女に自分の立場を思い報せた。
 玲奈の目の前にリモコンを見せつけるように出し、


「その通りさ。まあ、お前の顔見知りだがな。ソロソロ始めるぞ、玲奈。」


 そう言いながら、玲奈の細い右手をつかみ背中に回し、手首に縄をかけた。


「えっ、もう?」


 驚く彼女の問いに答えず、左手も背中に回し手首に縄をかけ、縄手錠を両手首を繋いだ。


「ふふ、お客に見せてやらなきゃな、お前の本当の正体をな。」


 五郎が言い終わらないうちに、ドアを開ける音が聞こえ、れなも顔見知りの男が顔を見せ、玲奈の中に衝撃が走った。
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