この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人妻淫ら調教
第35章 解き放された蜘蛛の糸(ときほぐされたくものいと)
 冷たい筆の感触が、玲奈の肌を敏感にさせ、声がこぼれないように唇を噛み、見知らぬ男に見られる屈辱と羞恥に耐え、戻れない道に踏み行ったことを呪っていた。
 三十分ほどたつと筆の感触がなくなり、


「出来ましたよ。修整は出来ますから、今の内に言ってくれると有り難いんですが?良い色の寒椿が咲きましたよ。気に入ってくれると良いんですが?」


 五郎と玲奈のそれぞれに同意を求めるように、彫り師が言うと、


「うん、これは凄いわ。綺麗やわ、肌に映えてる。ええなぁ。玲奈、綺麗やで、見てみ。」


 五郎の面白がるような口調に、いやいやながら玲奈は自らの内腿を見つめた。


「うそっ、花が咲いてます。これを、彫るんですね?」


「うん、そう。取れないようにな。綺麗に彫って墨を入れてもらうんや。まあ、一週間くらい先かな?アレルギーの検査が終わってからな。ふふ、それが終わったら、お前の肌に綺麗な華が咲くんや。くくくっ。」


「そんな、刺青、戻れない、、。」


「そや、お兄さんのシャブッテあげや。お礼をするんや。」


「そんな、うそでしょ?命令ですか?」


 五郎の冷たい言葉に、玲奈は命令から逃げられない事を覚悟していた。


「へっ、エエんですか?けど、止めときます。予定が有るんで、次の時は頼みますわ。ほな、失礼します。今日の分は、明日にでも届けて下さい。ほんなら。」


 男は、それだけ言うと、荷物をまとめ部屋を出て行った。


「ふふ、残念やな。お前の淫らしいとこが、お客さんによう見えたのにな。まあ、エエわ。ボツボツイタブッテやるわ。」


「残念なんて、それは五郎さまのほうでしょ。私は助かりました。他の男性になんて、でも、お客さんて、まさか、あの、さっきも、まさか、いるんですか?」


(居ないって言って!最初から、ずっとなんて、うそでしょ!けど、助任商事のこともあるし、、そんな、、。)


 玲奈は初めて夫と五郎以外の男の前で凌辱され、玩具にされたことを思い出していた。


「ふふ、居るよ。ずっと、お前の事を見てるのさ。後で来るがな。お前の仕上がりを確かめにな。ふふふ、どれこのまま、始めるかな?お前の知ってるお客が出てくるさ。ふふふ、蝋燭から行くか?」


 言いながら、黄色と青い蝋燭を取り出し火を着けた。
 ジリジリと燈芯の燃える音が玲奈の耳に聞こえた。
/440ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ