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人妻淫ら調教
第8章 昼の光の中で
 玲奈の頭が痺れたようになり、一切の思考力を奪った。
 どれくらいの時間がたったのか、玲奈の中で永遠のように思えた時間だった。
 ほんの二、三分のことだったが、玲奈はもっと続いて欲しいという気持ちが起こっている事に気が付き、混乱した。


(なんで、こんなやつのん!うそやん!いやっ!)


 否定をしつつも、男の次の動きを期待している自分に、彼女は驚き戸惑った。
 唇を放し、男の右手が無遠慮にスカートの中に入ってきたが、左足を持ち上げられていたため足を閉じることさえできなかった。
 ヒップから太腿へ右手を這わせながら、


「玲奈、ソロソロ行こうか?中華の美味しいとこに連れていってやるわ。」


「中華?楽しみにしてるわ。あの、得意先って言ってましたね?あなたの担当のですか?」


(アホッ、何を聞いてんの!こいつの得意先なんて、嫌やわ!)


 口では関心のある振りをして、聞いていたが、玲奈自身が何かを聞かなければ自分を見失いそうになっいた。
 彼女をガラスに押し付けていた男の力が緩み、


「うん、長年の付き合いでね。前に徳島に来たときからの得意先や。俺以外とは取り引きをしないってゴネてるもんでな。まっ、一区切りつけとかんとな。」


「そう、ですか。あの、私はこのまま行くんですね?」


 玲奈がそう言うと、五郎は身体を放し、彼女の全身を舐めるように見ながら、


「うん、お昼食べるまでは、その格好でエエやろ。いこか。」


(ふふ、ここは逆らわんやろう。けど、そのあとはどうかな?ふふふ。)


「はい、あの、車ですか?」


(コイツと一緒なんて、最低!)


 さっきまでの淫らな自分を否定するために、玲奈の中に反発心がムクムクと頭を持ち上げていた。


「うん、車やで。なんなら、バスでいっても構わんで。その代わり、お前は大変やで。それでかんまんのん(かまわない)ならね。」


(ふふふ、バスならオモロイ事が出来るがな。まあ、ないやろ。ククク。)


 五郎の頭に多数の男の手が玲奈の身体をまさぐる映像が浮かんでいた。


「えっ、車で行きましょ。その方が安心ですから。」


(冗談じゃないわ。バスなんて、コイツなら集団痴漢をやりかねないわ。けど、車なら、二人やし、、アホ、、ナニ考えてんの、、、)


 ほんならと、言いながらガラス張りの部屋を出ていった。
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