この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人妻淫ら調教
第10章 堕ちる華
 玲奈をパニックが襲った。
 一瞬にして、様々な事が思い出され、目の前にいる男の正体と自らに加えられた淫らなことが浮かび、男の顔と言わず身体と言わず引っ掻き暴れた。
 彼女のやりたいようにやらせながら、五郎は、


「うん、頼むわ。場所はここで、ええからな。それから、淫らしい事は無しやで。」


「はい、もちろん。それより、先輩、その女、大丈夫ですか?」


「あぁ、大丈夫や。もうちょいしたら、落ち着くわ。」


「ケダモノ!人でなし!悪魔!アホッ!いやあ!」


 玲奈が、男を引っ掻き、叩き、叫び続けた。
 それを見ながら、三木田がへきえきしたように、


「ほんなら、準備しときます。」


 言いながら、扉を閉めて出ていった。


「いくらでも恨めよ。いくらでも、叩けよ!なんぼでも、泣けよ!クククッ、気がすむまでな。」


 玲奈の暴れるままにしながら、五郎に不思議な安心感が広がっていた。


(やれやれ、正気に返ったか。ギリギリやったな。しかし、後一歩かな?まあ、逆ろうてくれた方が虐める方としては、オモロイんやがな。クククッ。)


 玲奈は暴れながら、徐々に虚しさが込み上げ、


「悔しい!アンタなんかに、アホッ!アホッ!」


 叫び、引っ掻きながら、


(悔しい!悔しい!けど、元には、戻れへん。コイツの言うこと聞くしかないんやわ!悔しい!イヤヤッ!けど、仕方ないん?仕方ないんやわ!悔しい!)


 抗いようのない罠に堕ちた玲奈は、自分の運命を呪いながら、徐々に受け入れ始めていた。


「ふふ、そろそろ上がるぞ、玲奈。遅めの昼ごはんを食べなきゃな。可愛い唇やのう。」


「ん、やっ、、んん、、ンフ、、、」


 五郎の胸を叩いていた玲奈の背中に両手を回し、彼女のプルんとした肉感的な唇に唇を重ねた。
 あれほど嫌がっていた男の唇を今は貪り、舌を絡め、吸い付き、人妻は男の唾液を啜った(すすった)。


(あかん、吸ってる、、アタシ、、コイツに、、違う、違うわよ!けど、逃げられへんの、やったら、、アホッ、何考えてんの!コイツの思い通りやん!けど、、あの人より、、、)


 玲奈の中で、目の前の男の存在が大きくなり始めていた。
 唇が名残惜しげに放れ、彼女の中に物足りなさと、芽生え始めた男への気持ちを否定する気持ちが、整理の付かないまま争っていた。
/440ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ