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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目

「萩原琴海と申します! 本日はご指導ご鞭撻を宜しくお願い致します!」
気合を入れて挨拶をして、思いっきり頭を下げる。
いち、にい、さん……しっと!
お辞儀の秒数をカウントして頭を上げたら、目の前には――――
「……あれ!?」
誰も居なかった。
「部屋を間違えたかな?」
そう思ってタブレットを確認したけど、部屋番号は『Bの二〇二』と指定されている。
「何か他の用事で、遅くなっているのかもね」
指導担当は特別講師だろうから、基本色んな業務を抱えて忙しいだろうし、こういうイレギュラーだって起こり得るかもしれない。
担当が来るまで待っていることにして、部屋の真ん中にセッティングされているベッドに腰を掛けた。
「ふふ……ソファーとかないんだ」
生徒の時に使っていた控室は、リラックスできるような可愛らしい飾り付けもされていたけど、この部屋はレッスンに必要最低限の物しか置いてない。
本当に生徒と講師との違いを見せつけられた。
べッドは少し高めになっていて、宙に浮いた足をプラプラさせる。
「皆、誰が担当だろう……」
自分の担当もまだ分からないのに、三人の担当が気になってしまう。
「セイジ……入っているかな」
可能性は、なくはない。
でもセイジが誰かとレッスンをするのは、仕方がないことなのだ。
逆に言えば自分だって、色んな講師とレッスンをするのだから。
直ぐにセイジのことを考えてしまう癖が抜けきらない自分が情けない。
気分転換に準備運動でもしておこうかと思って、ベッドから飛び降りると――――
ガチャ――――!!
ドアが開き、指導講師が姿を現した。
気合を入れて挨拶をして、思いっきり頭を下げる。
いち、にい、さん……しっと!
お辞儀の秒数をカウントして頭を上げたら、目の前には――――
「……あれ!?」
誰も居なかった。
「部屋を間違えたかな?」
そう思ってタブレットを確認したけど、部屋番号は『Bの二〇二』と指定されている。
「何か他の用事で、遅くなっているのかもね」
指導担当は特別講師だろうから、基本色んな業務を抱えて忙しいだろうし、こういうイレギュラーだって起こり得るかもしれない。
担当が来るまで待っていることにして、部屋の真ん中にセッティングされているベッドに腰を掛けた。
「ふふ……ソファーとかないんだ」
生徒の時に使っていた控室は、リラックスできるような可愛らしい飾り付けもされていたけど、この部屋はレッスンに必要最低限の物しか置いてない。
本当に生徒と講師との違いを見せつけられた。
べッドは少し高めになっていて、宙に浮いた足をプラプラさせる。
「皆、誰が担当だろう……」
自分の担当もまだ分からないのに、三人の担当が気になってしまう。
「セイジ……入っているかな」
可能性は、なくはない。
でもセイジが誰かとレッスンをするのは、仕方がないことなのだ。
逆に言えば自分だって、色んな講師とレッスンをするのだから。
直ぐにセイジのことを考えてしまう癖が抜けきらない自分が情けない。
気分転換に準備運動でもしておこうかと思って、ベッドから飛び降りると――――
ガチャ――――!!
ドアが開き、指導講師が姿を現した。

