この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目

「お待たせして……すみません……」
「え……まさか?」
あり得そうで、あり得ない展開に愕然とした――――。
何故ならば、私の中でこの講師だけは『ラスボス』だと思っていたから……。
その『ラスボス』は、芸術作品から抜け出してきたような美しさを光放ってくる。
急いで来たのか少し乱れた前髪を掻き上げると、サラサラと流れ落ちる髪の毛すら眩しくて、私はさっきまで悶々としていた気持ちが宇宙の彼方へ吹き飛ばされていく気分だった。
「はい……本日の琴海さんの担当は……私になります」
「ヤ……ヤナセさんが、担当――――!?」
余りの意外さに目ん玉が飛び出そうになっている私に、ヤナセは目を細めて微笑む。
「クスクス……そんなに驚きましたか?」
「えぇ……だっていつも最終兵器……あっ! 最終段階で現れていたじゃないですか~」
「クス……それは、受付でしたから」
「そ、そうですけど!」
何処の誰が、初っ端のレッスンから貴方が出てくると思いますか――――!?
ヤナセ相手の新人講師たちの前で冷静でいられる自信なんて皆無だ。
私の胸の内読んでいるだろうヤナセは、ニコニコと微笑みながら
「他の部屋の講師に……連絡事項があったもので、こちらに来るのが遅くなっておりました。
「そ、そうでしたか!」
遅れた理由を説明してくれたけど、そんなこと気にする範疇じゃなかった。
どうしたって、ヤナセが担当な現実は変わらないのだから。
「え……まさか?」
あり得そうで、あり得ない展開に愕然とした――――。
何故ならば、私の中でこの講師だけは『ラスボス』だと思っていたから……。
その『ラスボス』は、芸術作品から抜け出してきたような美しさを光放ってくる。
急いで来たのか少し乱れた前髪を掻き上げると、サラサラと流れ落ちる髪の毛すら眩しくて、私はさっきまで悶々としていた気持ちが宇宙の彼方へ吹き飛ばされていく気分だった。
「はい……本日の琴海さんの担当は……私になります」
「ヤ……ヤナセさんが、担当――――!?」
余りの意外さに目ん玉が飛び出そうになっている私に、ヤナセは目を細めて微笑む。
「クスクス……そんなに驚きましたか?」
「えぇ……だっていつも最終兵器……あっ! 最終段階で現れていたじゃないですか~」
「クス……それは、受付でしたから」
「そ、そうですけど!」
何処の誰が、初っ端のレッスンから貴方が出てくると思いますか――――!?
ヤナセ相手の新人講師たちの前で冷静でいられる自信なんて皆無だ。
私の胸の内読んでいるだろうヤナセは、ニコニコと微笑みながら
「他の部屋の講師に……連絡事項があったもので、こちらに来るのが遅くなっておりました。
「そ、そうでしたか!」
遅れた理由を説明してくれたけど、そんなこと気にする範疇じゃなかった。
どうしたって、ヤナセが担当な現実は変わらないのだから。

